昨日、前エントリー『凄惨の声 いまだ止まず』を、例の如く手当たり次第にTB送りつけて、さぁ寝ようかとしていた夜11時半、京都のおっはーさんからTBが入ったとお知らせメールが。
どれどれ?と覗いてみたところ、
共産vs自民の一騎打ちに勝利【京都市南区市議補選】
のお題が!!!!
工工エエエェェΣ(゚∀゚;)!! 半分眠りモードに突っ込みかけた紅星の脳みそは、一気に覚醒モードへ!
急いでおっはーさんのブログにお邪魔し、記事を拝見させてもらったところ、どうやら2000票もの差を付けての勝利とのこと。
おっはーさんは、
>短期決戦で、投票率がおそろしく低かったので、有権者の中に旋風を巻き起こして、というわけではないんですが。
>それでも自民に競り勝ったということは、自民・公明の支持基盤がいかに動かなかったかが、うかがい知れます。
>こんだけわしらの生活痛めつけて、しかも首相がいきなり仕事を投げ出して、何もなかったかのようにあとがま争いに浮かれている。
ええかげんにせえ。選挙なんか行かんわ。共産党が勝ったってええやないか。
>・・・という空気があったのではないでしょうか。
と分析されていましたが、全くその通りではないかと思いました。
早速コメ欄に
スゴイ!流石京都ですね☆ (紅星龍水)
2008-09-08 00:14:38
コメ一番乗りできんで残念(苦笑)。
しかし、定数1の補選、しかも自公一本化の選挙で勝利とは、流石京都ですね!
(高知も、かつては山原さんを小選挙区で通した実績あるけど、今は正直しんどい・・・)
こりゃ、明日のしんぶん赤旗の一面は決まりですね☆
本当に、本当におめでとうございます!!
と、お祝いの書き込みさせていただきました☆
その後、他の人もこの事について書いていないかなぁと徘徊させてもらったところ、
大阪生野の嶋重ともうみさんも、
京都市議補欠選挙(南区)共産党さの春枝候補当選!河内音頭を歌いたくなるような選挙結果(^.^)
という、嶋重さんらしい、熱い記事を書いてらっしゃいました☆
(明日の赤旗一面はこれだよな!楽しみ~♪)
と思いつつ寝床に就き、翌日の『しんぶん赤旗』をワクワクしながら見たら・・・
『え゛っ、ないっっ Σ(゚Д゚||;)!?』
・・・その日の一面には、全国で政党ポスターが貼り出されたという記事で、一面はおろか、どこにもこの補選の記事はない・・・・
しばし考えたら、恐らくこれは全国一党内の情報が遅い『四国版』だからだろうという事が思い当たり、JCPのホームページ開けたら、
京都市議補選 共産党、定数1で勝利
「後期医療」、暮らし争点 自民候補を破る
と、ちゃんとトップニュースになってて安堵しました。
(でも、内容はおっはーさんや嶋重さんの記事の方が断然面白かったです(^ω^;lll) )
まぁ、明日になった分、もっと深みのある記事になって紅星の手元に届いてくれるでしょうよ。
さて、この記事の一報に接した瞬間、紅星の脳裏に、ある歴史上の事件がよぎりました。
表題にも書きましたが、
『南山城惣国一揆』
です。
詳しくは上の単語をクリックして解説に飛んでいただきたいのですが、1485年(文明17年)12月、南山城で、15歳から60歳までの国人(有力武士)が集まり、さらにその周囲を地侍・百姓(現在の「農民」の意味ではなく、「ひゃくせい」=「色々な職種の人々」つまり庶民)が群集して見守るという大規模な集会が持たれ、この集会で、当地の守護を巡って争っていた畠山義就・政長両軍に撤退要求(つまり『戦争反対』)を突きつけて追い出し、さらにその後宇治平等院で集会を開き、国掟(今風でいえば憲法)を定め、国人衆による自治体制を打ち出した事件(講談社『クロニック戦国全史』より)です。
(※追記:NHK大河ドラマ『花の乱』(1994)でもチラッと描かれましたね。このドラマ、視聴率最悪だったようですが・・・当時学生だった紅星は結構面白がって見てました。そう言えば、役所広司が一揆の指導者役やっていたような覚えが・・・)
『戦国全史』によると、1428年の正長の土一揆、1441年の嘉吉の土一揆、1447年の文安の土一揆など、京の土民(つまり住民)は昔から『徳政』(年貢の減免・借金棒引き)を求めて、今でいうデモを繰り返し、要求を実現してきました。山城惣国一揆は、それが発展してついにはその地の支配者=守護を追い出してしまったものでした。
この惣国体制は、結局階級間対立が激化したところを突かれて8年で崩壊してしまいますが、この『究極の下克上』は全国各地に飛び火し、1488年の加賀一向一揆に始まる百年の『百姓の持ちたる国』(日本初の共和国?)や紀州雑賀・伊賀などでの国人衆合議体制、『堺』『博多』などの『町衆』(有力商人)による『自治都市』の成立などにつながったとされています。
これらの自治体制は『この男』の登場まで、なまじの戦国大名でも手が出せませんでした(上記の自治体制を全部潰したのが彼です)。
ちょっと横道にそれた感がありますが、南山城惣国一揆以後、室町幕府や守護大名による支配体制は一気に崩壊に向かい、本格的に戦国の世に入ったというのが歴史家の通説になっています。
たかだか一自治体の補欠選挙結果でこんな事いうと笑われるでしょうが、21世紀の現代に『山城』の『南』で起こったこの出来事が、かつての『南山城惣国一揆』同様、新たな日本の仕組みをつくる初めの出来事になるかも知れんなぁと紅星は感じておるところです。
何かそう考えると、自分達が日本の新たな歴史をつくるんだって、ワクワクしませんか!?
何か今回も最後よう分からん終わり方した感ありますが、
とにかく、今日はこの辺で。
したっけね☆
この記事に対するコメント
私のブログの記事を
取り上げて頂き光栄です(^.^)。
今回の選挙、自民党市議の死去→補欠選挙で共産党当選…という流れだから、京都市南区を選挙区に巻き込む衆議院京都一区選出の自民党・伊吹衆議院議員も、「総選挙に向けて不吉な予感」を抱いているんじゃないかと思います。
次期総選挙、共産党の穀田さんには、「比例で当選」ではなく「選挙区で当選」してほしいなあと思います。
~党名で社名で「共産」名乗っても“ええやん!”~
~たしかな野党 支え続けて 上げ潮めざす!~