今朝、職場にある高知新聞を読んでいたら、ア○ウ内閣組閣をめぐってのドタバタ劇を書いた記事が目に留まった。
なかなか面白い記事で、高知新聞か時事通信社かが全文Web上に掲載していないかと探してみたけど見つからなかったので、記事を見ながらタイピングしてみた。
もう読まれた方もいるでしょうが、まあ一度お読みください。
【以下、引用開始】
高知新聞 9月25日朝刊 3面
ワンマン演出 地味な布陣
“森院政”見え隠れ
首相麻生太郎は政権党の浮沈を懸けた組閣人事で周囲を側近で固め、祖父の元首相吉田茂ばりの「ワンマン首相」を演出した。小沢民主党との衆院選決戦で一枚看板を売り込み、党首力対決を挑もうとの戦略だ。ただ与党内は「サプライズなき“おれ様内閣”だ」(中堅議員)と鼻白み、挙党態勢の構築に不安を残す結果に。人選過程では元首相森喜朗との連携プレーが目立ち、新政権を遠隔操作する“森院政”の実相も見え隠れする。(敬称略)
お仲間
「この顔ぶれではとても選挙は戦えませんよヾ(´゚Д゚`;)ゝ」 ―。自民党総裁選が数時間後に迫った22日午前。圧勝を確信していた麻生から党本部の一室で新役員、閣僚のリストを示された選対幹部は、戸惑いを隠さなかった。
麻生が周囲に「内閣に彩りがほしい」として少子化担当相に抜てきした小渕優子については、戦後最年少入閣という話題性があるが、実力の程は未知数だ。女房役の官房長官に河村健夫、党運営の要である幹事長に細田博之を充てる布陣は、衆院選直前としてはあまりに「華」のない顔触れに映った。肝胆相照らす鳩山邦夫、甘利明、中川昭一らの起用も「新味の欠けるお仲間内閣」との批判は免れない。
だが麻生は、選対幹部の苦言を意に介さず 「すべておれがやるからいいんだヾ(`ε´)ノ」 と言い放ち、自身が選挙の顔として全国遊説にフル回転する考えを強調。腕をグルグル回しながら 「さあ、選挙やるぞヽ(゚`∀´゚)ノ」 と笑みを浮かべた。
ただ麻生流人事は誤算の連続でもあった。総裁選が10日の告示日も迎えていない今月初旬、麻生は党青年局時代から交流を深めてきた国対委員長大島理森にいち早く「麻生内閣」での官房長官ポストを打診した。大島は、麻生が挑んだ過去三回の総裁選でも支持拡大に奔走した盟友だ。
だが大島は 「今度のわたしの選挙は厳しい。官房長官になれば東京を離れられず選挙区に帰れない。選挙の後ならどんなポストでも受けますヾ(´゚Д゚`;)ゝ」 と固辞した。何度も翻意を促した麻生も最後は断念。代わって急浮上したのが、元首相安倍晋三が推した河村だった。
河村は内閣のスポークスマン役としては地味な印象も否めないが、麻生の人選ハードルはやすやすクリアした。
混乱
「何だ、それは。うち(町村派)は二人じゃなければ駄目だヽ(`Д´#)ノ」 。組閣前日の23日夜、国連会合出席のためニューヨークに滞在中だった町村派最高顧問の森は、同派代表世話人を務める官房長官町村信孝から麻生の人事構想を伝えられるや語気を強めた。
この時点で、町村派からの入閣候補は中山成彬だけだった。森は総裁選で派内に「冷や飯を食ってはならない」と訴えて麻生圧勝の流れをつくった。幹事長就任の打診は 「晩節を汚したくない」 と断ったばかりだ。入閣一人はとても容認できる人事ではなかった。
町村は不快感を示す森に 「麻生さんに直接言ってください(´・ω・`;A)」 と対応を委ねる。麻生は森から電話を受けて 「衆院議員一人、参院一人では駄目ですか(;´Д`A ```」 と譲歩したが、森は 「駄目だ。衆院二人だ。そうでなければ派閥トップの町村がもたない(゚皿゚メ)」 と強硬に主張。森の異論は組閣当日に予期せぬ混乱を引き起こす。
「ちょっと待って。それは困りますΣ(゚Д゚||;)」 。24日午後2時すぎ、麻生から電話で行政改革担当相ポストを告げられた中山は難色を示した。すぐに河村や細田に電話を入れ 「うちは妻(前拉致問題担当相中山恭子)も息子も役人出身・勤務の公務員一家で、公務員制度改革なんてできない。入閣しなくてもいい
ヽ(゚ロ゚; )」 と泣きついた。
玉突き
混乱の原因は森の意向を受けて麻生が町村派の塩谷立を文部科学省に急きょ充てたことだ。文科相に予定されていた森英介が押し出される形で法相に、法相復帰が想定された鳩山が総務相に回った。さらに総務相起用が構想されていた甘利のポストはいったん国土交通相に変更。「玉突き」の影響で中山に予想外の行革相が提示されたというわけだ。結局、中山の異議申し立てが通り、甘利と入れ替わる形で国交相就任に落ち着いた。
総務相経験者の麻生は鳩山への電話で 「でかい役所だけど優秀な官僚がそろっているから、しっかりやってくれよ(*`▽´*)」 と声を掛けた。
閣僚ポストがくるくる入れ替わったドタバタ劇は、適材適所よりも論功行賞ありきだったことを雄弁に物語る。
わずか20人の小派閥を基盤とする麻生が、森の差配を無視できない「二重構造」も見て取れる。外相中曽根弘文はじめ鳩山、中山、河村と文相・文科相経験者が並ぶ布陣も、文教族のドンとして君臨する森の影響力をうかがわせる。
麻生政権を待望していた公明党幹部は 「内閣の顔触れなんて関係ない。2005年の郵政解散の時の閣僚が誰だったかなんて、国民は覚えてない。麻生一人が目立てばいいということだ( ´,_ゝ`)」 とつぶやいた。
【以上、引用終わり】
・・・何か、この記事読んでいて、自公政治の倒壊寸前の軋む音を聞いた感じがするのは紅星だけ??
ア○ウ総理は初の閣議で、『身ぎれいに』と指示したそうだが、今日になってみて、出るは出るは・・・
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この連中、ひょっとして自民党を潰したいのだろうか!?
もはやア○ウ自公政権の頼みの綱は、『大陸』や『北』からの『神風』のみか・・・!?
以上、本日はここまで。
お立ち寄りくださり、ありがとうございました☆
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