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憲政史上最低の所信表明演説

 昨日の衆議院・参議院本会議で、ア○ウ総理が所信表明演説を行った。

 紅星はこの演説を生で聞いておらず、職場で取っている毎日新聞で読んだのだが、一言でいえば、

『自民政権というのはここまで落ちぶれたのか・・・』

自民・公明政権の落日を見るような思いがした。


 確かに今までの、官僚の作文のような所信表明とは違い、斬新であった事は認める。

 しかし、それだけである。

 本来ならば、演説本体の冒頭に、福田前総理の政権投げ出しと、中山前国交相の暴言による国会の混乱について謝罪せねばならないのに、この部分はまさに『官僚の作文』。しかも余りに簡潔で、本当に反省しているのか非常に疑わしい。

 (むしろ“流石中山、よう言った!俺が起用した甲斐があった!”と、心中では快哉を叫んでいるのではあるまいか?)

 そのように肝心な事は放っぽりだし、何を言い出したかといえば、『カシコクモ、ギョメーギョジヲイタダキ・・・』でスタートしたのに象徴されるような復古調の内容、自らの政権のビジョンより、野党攻撃に重きを置いた『代表質問』のような『演説』であった。

 紅星は学生時代、日本史には自信があったが、近代史はどちらかというと弱かったので違うかも知れないが、1890年の第一回帝国議会以来現在まで、否、広く世界を見渡しても、就任冒頭の所信表明演説で、自らの政権ビジョンを語ることもそこそこに野党への『代表質問』を行った国家元首は、人類の歴史上、未だかつていなかったのではあるまいか?

 所信表明演説といえば、現在ある諸問題をこう解決する、そしてこのような国家を目指してゆく、と語るものではなかったのか?小泉・安倍・福田などといった過去の総理も、その内容については承服できないが、そのようなビジョンを所信表明に託し、国民に語りかけていたように思える。

 それが今回のア○ウ演説はどうだ。喫緊の課題とは正面から向き合わず、解決策も提示せず、国民には『日本人はこうあらねばならない』と説教し、野党(主に民主党)には『さあ、ケンカしようぜ』と決闘状を叩きつける・・・まるで
ガキのケンカ
である(いや、ガキのケンカの方がまだマシだろう。世の子ども達に失礼である)。

 俗に言う四大全国紙(朝日・産経・毎日・読売)の社説を読んで、一番紅星の考えに近かったのが、下に引用する毎日新聞社説。

まずはお読みあれ。


【引用開始】
社説:所信表明演説 野党の代表質問のようだった
 まるで野党の代表質問のようだった。29日の麻生太郎首相の所信表明演説は民主党への批判や質問に重きが置かれたものだった。

 近づく総選挙。首相の危機感の表れではあろう。だが、本来、所信表明演説は自分の政権が何をしたいのか、広く国民に明らかにするためのものだ。いくら選挙管理内閣であるとはいえ、野党批判の前にきちんと語るべきことがあったはずだ。政権党としてのプライドも捨ててしまったのかと疑うほどだ。

 首相は法案審議が進まないのは民主党が政局優先の姿勢だからだと非難した。その一面があるのは否定しない。しかし、今の衆参のねじれは年金問題などにより、自民・公明政権が国民の信頼を失い、昨夏の参院選で自民党が惨敗したことに起因する。それを忘れてもらっては困る。

 首相はまた、補正予算案の成立が「焦眉(しょうび)の急」だと力説し、民主党が対案を出すのも結構だとしたうえで、「ただし、財源を明示していただきます」と皮肉っぽく演説した。

 民主党の政策に財源の裏付けが乏しいのは確かだ。だが、例えば首相は今年度内に定額減税を実施すると約束したが、その規模や財源は今も定かでない。

 突如言い出した後期高齢者医療制度の見直しに関しても、説明不足から「国民をいたずらに混乱させた」と反省の意向を示すと同時に「制度をなくせば解決するものでもない」とも説明。何を見直すのかは方向性さえ明らかにしなかった。これでは「自・公も民主もどっちもどっちだ」と言われても仕方あるまい。

 ひたすら民主党に審議を呼びかけた首相だが、与党内では10月3日に代表質問が終了した後、いきなり衆院を解散する案が取りざたされている。既に野党は衆参予算委員会を各2日開くよう提案している。補正予算案の審議もせず解散するのは「委員会を開けばもっとボロが出る」という情けないばかりの与党事情によるものだ。姑息(こそく)な手段はかえって有権者の信頼を失うだろう。

 演説に先立ち、首相は福田康夫前首相の政権投げ出しで生まれた政治空白や中山成彬前国土交通相の辞任について陳謝した。おわびするなら、なぜ、閣議決定する演説の本文に盛り込まなかったのか。これも中途半端な印象が残った。

 一方、演説冒頭で首相は「かしこくも、御名御璽(ぎょめいぎょじ)をいただき」と異例の表現をし、日本は明治以降、戦前戦後通じて「新総理の任命を、憲法上の手続きにのっとって続けてきた、統治の伝統」があると語った。

 現憲法では天皇は国会の指名に基づき、首相を任命する。首相の立場は戦前の明治憲法下とは明らかに違う。これについてどう考えているのか。もっと詳しく歴史的な認識を聞きたいところだ。

毎日新聞 2008年9月30日 0時11分
【以上、引用終わり】


 民主党の鳩山幹事長は「野党の準備をしているのかと思った」と語ったというが、言いえて妙である。

 3年前の郵政選挙直後は
『自民にあらずんば、人にあらず』
と豪語し、哄笑していた自民党。それが今やろくにビジョンも示せず、ただ勇ましい事を吠えるだけ・・・。

 中学時代に必死に暗記し、今でもそらで言えるこの一節が頭に浮かぶ。

 祇園舎の鐘の聲 諸行無常の響あり。娑羅雙樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらはす。

 おごれる人も久しからず、只春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。


 自民党『平氏』の“壇ノ浦”は、近い。

※もっとも、滅ぶ側・滅ぼされる側、旗の色は真逆ではあるが・・・(平氏の赤旗・源氏の白旗)
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この記事に対するコメント

まるで野党の代表質問


 麻生さん,急ぎすぎ.
 そんなにあわてなくても,もうすぐ野党として質問できるようになるのにね.

【2008/10/01 14:34】URL | Ladybird #89BSpq7o[ 編集]

翔子にいけば鈍な夢を食べれると言うよ


誰もみな逝きたがるがはるなは辞めとく。そのくにの名はジャポネスクちっぽけなユートピア年越せば往けるのか。教えて欲しい。インガンダーラ ガンダーラ テロ爆弾でインディア ガンダーラ ガンダーラ ガンジーの国 ガンダーラ

【2008/11/29 11:45】URL | カンダーラ #-[ 編集]

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