紅星の小樽ぶらり その1

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

連日、朝夕の雪かきでちょっと腰が痛い紅星です。

さて、紅星が実家に帰省してからはや5日が過ぎた訳ですが、小樽の名所旧跡、特に今旬の小林多喜二ゆかりの地を訪ね歩くなどして、故郷小樽の魅力を再確認するとともに、多喜二の先駆性・表現力・洞察力に改めて感じ入っているところです。

そこで今回は2回に分け、紅星の小樽歩きを紹介させていただきます。


したっけ、まずは前編から。

帰省2日めの28日(日)、この日は紅星父と連れ立って、小樽市立文学館およびその近辺の史跡を訪ね歩きました。

まず向かったのが小樽文学館。父から「まず周辺散策してから最後に文学館に行こうか?」と提案されましたが、文学館はこの日が08年の最終日。他は明日でも見れるけど、今日見逃したら(今回の帰省では)次がないと考え、真っ先に向かった次第です。

行ってみると、文学館周辺は、例えば前は北海道中央バス本社だった『旧北海道銀行小樽支店』小樽バインになっていたりするなど有為転変が激しいものがありましたが、文学館はいい意味で“わびれた”まま、昔から変わらず、何故かホッとさせられるものがありました。

でも、内装は以前訪れた2年前とは一変していて、サロン風の見せる展示や、作家のフィギュアとポップを活用して、その作家の人柄やエピソードを紹介するなど、以前と比べてグッといい感じに様変わりしていました。

紅星が特に時間をかけて見たのは、小樽高商からの多喜二のよきライバルであり、紅星の母校(塩谷小・中)の大先輩でもある伊藤整

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幸徳秋水の大逆事件に衝撃を受け、のちに社会主義運動に傾倒した詩人・石川啄木、

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名前だけは何度か聞いた事あるも今まであまり知らなかった、これも小樽出身のプロレタリア詩人・小熊秀雄、

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そして言わずもがなの小林多喜二。

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2年前はどちらかというと伊藤整や、紅星があんまり好かん石原慎太郎の展示スペースが広く取られ、多喜二スペースはやや狭い感があり、多喜二関連の書籍もまだ在庫結構あるようでしたが、今回行ってみるとやはり『蟹工船』効果か、多喜二関連のブックレットは次々売り切れ、文学館もかなり広く展示スペースを取っており、ここにも『蟹工』ムーブメントの余波が感じられた事でした。

一番意外だったのは、多喜二が1931年1月に記した年譜で「1928年3月15日」「蟹工船」そして「不在地主」などについて

「…僕は今迄のどの作品に対しても実にアイソを尽かしている」と評し、「これからこそヅバ抜けた作品を書きたいと思っている」としていたこと。

多喜二としては、もっと社会の本質、苛烈な弾圧をもものともせず社会変革のためにたたかう人たちを赤裸々に描きたいという欲望が爆発寸前だったのでしょう。

その「ヅバ抜けた作品」、それが『党生活者(中央公論発表時の題「転換時代」)』だったのではという思いが、この説明版を見てこみ上げたことでした。

文学館来訪記念にと、文学館記念スタンプ(3種)を文学館案内や多喜二のパンフ(※7枚ほどもらって多喜二のスタンプ押してきました。もし所望される方おいでましたら差し上げます)に押し、多喜二の史跡案内と博光丸のペーパークラフト、そして最近発見された多喜二全集未収録作品『老いた体操教師』を買い、玄関に戻ると市職労(自治労)のスローガンポスターが…何とも言えない因縁めいたものを感じたことでした。

さて、「そんじゃこれから運河沿いの建物巡りでもするか!」と文学館を出た途端、外は猛烈な地吹雪!加えて寒さが防寒着を貫いて入ってくる有様。建物にカメラを向けた途端、レンズに雪がこびりついて、とても写真どころじゃない。

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それでも意地で数枚撮ったのが上の写真ですが、どうにも埒が明かんので、『あまとう』のクリームぜんざい(小さい頃からの紅星の大好物!小樽に来られたらお試しあれ。写真は撮るの忘れた)と、『灯』の「磯の香ラーメン」を頂いて、この日は帰宅、明日29日に改めてリベンジすることとしました。

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翌日、リベンジと燃えた紅星の向かった先は…?

後編に続きます。
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【2009/01/01 18:55】 | #[ 編集]

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【2009/01/02 20:50】 | #[ 編集]

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