Author:紅星龍水
管理者:紅星龍水(あかぼし・たつみ)
元は道産子だったが、土佐の魅力にとり憑かれ、19で大学合格を機に土佐へ移り今に至る
(これも「苗字」の呪いか!?)。
土佐錦魚・日淡(日本産淡水魚)大好き!、放浪癖ありの三十路Comunistaであります。
座右の銘は『好い加減にいいかげん☆』
なお紅星は一応日本共産党員ですが、不良党員ですので、党本部の見解と異なる意見を当ブログに書き込むことがまま在ります事を予めお断りしておきます。
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《以下、引用記事》
【エルサレム高橋宗男】国連人道問題調整事務所(OCHA)は9日、パレスチナ自治区ガザ地区のガザ市近郊のザイトゥン地区で、イスラエル軍によって誘導される形でパレスチナ人市民約110人が集まっていた1軒の住宅に、同軍が複数回砲撃を加え、子供を含む約30人が死亡したと発表した。負傷者が運び込まれた同市のシーファ病院は死者数を32人としている。
OCHAは住宅内にいた半数は子供だったとし砲撃を非難、同病院の救急医療部長も「虐殺だ」と非難している。イスラエル軍は毎日新聞の取材に対し「情報を持っておらず、調査する」とコメントしている。
OCHAによると、イスラエル軍は地上侵攻を開始した3日夜から7日にかけてザイトゥン地区全域で集中的な砲撃を行っていた。その間、救急隊の同地区入りを妨げた。
砲撃から生き残った主婦、オーラさん(29)が、ガザ市在住の毎日新聞助手に語った話によると、数十人の武装イスラエル兵が4日朝、ザイトゥン地区の一角に固まって住む市民100人以上を、銃を突きつけて1軒の建設中の平屋建て住宅に集め、「動くな。何もするんじゃない」と言い残し、立ち去った。
ところが5日朝、戦車が住宅を砲撃、1発は住宅を直撃し、もう1発は敷地内に着弾した。オーラさんの子供6人のうち2人は死亡。オーラさんと夫は、他の子供たちを抱きかかえ外へ避難したという。オーラさんは「半分屋根のないような狭い住宅で、私たちは羊のように押し込められていた」と語った。
OCHAによると、一部の生存者は主要道路まで2キロ歩き、通りかかった車で病院に運ばれた。5カ月の乳児を含む子供3人が病院到着直後に死亡したという。
赤十字国際委員会は7日、3時間の攻撃停止時間中に初めて同地区に入り、砲撃された住宅を含む3軒の住宅で15体の遺体を発見、負傷者18人を含む生存者計30人を救出した。しかし、同地区内では、依然として相当数の死傷者が取り残されたままとみられる。
毎日新聞 2009年1月10日 東京朝刊
元高知大留学一家救え 県内友人ら 情報収集に懸命
ガザから生存連絡
「殺りくを止められないのか」「日本政府は動けないのか」。南国市に約4年間在住した元高知大学医学部大学院生でパレスチナ・ガザ地区在住のジアード・アルダフディーさん(41)一家を救おうと、かつて一家と親しかった高知県内の友人らが、懸命に情報を集めている。9日夜から10日午後にかけ、ジアードさん本人から、絶望的な状況を伝えるインターネットメールが、たたき書いたように届き始めた。土佐弁で話していた「隣人」が、別れを惜しんで泣きながら高知を去って6年。狂った殺りくが続いている。 (石井 研)
両親が中東戦争で故郷の旧パレスチナを追われ、逃げ込んだガザの難民キャンプで生まれたジアードさんは高知医大(現・高知大医学部)大学院で血液の研究をするため、2000年からほぼ4年、南国市で暮らした。来日の翌年、パレスチナの小学校の先生だった妻のモナさんと、幼い子ども2人を呼び寄せた。
医大の寮で生活。留学生仲間や家族のほか、地元の主婦らと親交を深め、料理に招いたりした。来日の翌年、同市内で3番目の子どもを出産。モハマドちゃんと名付け、日本国籍を与えた。
長女のノールちゃんは7歳で来日し、「お父さん、ここは銃弾の音がしないね」と不思議がったという。岡豊(おこう)小学校になじみ、やがて母国のアラビア語をほとんど忘れ、保育園に通った弟のハッサンちゃんとともに、土佐弁を使った。
モナさんと子ども3人が帰国したのは2003年夏。高知の友人は「あんな危ない所に帰ることはない、高知に残れないか」と心配した。モナさんは「ガザは紛争のイメージが強いけれど、地中海にも面している。白い砂浜がどこまでも続くビーチがあるんですよ」と、母国への思いを言い残した。
高知空港から故郷に向かう一家は、小学校の担任や保育士、友達が見送った。ノールちゃんらは先生らに強く抱かれ、涙を流して手を振って去った。ノールちゃんは学校の赤いランドセルを背負ったまま、飛行機に乗り込んだ。
◇
「留学が終わったからバイバイ、というわけにはいかない。救える道を探したい」
一家が飛行機に乗り込んで6年。高知大学・国際地域連携センター助教のエバ・ガルシア・デル・サスさんは9日から高知市内のホテルの一室を借り、ジアード一家にメールを送った。9日深夜と10日午後、生存は伝わるメールが来た。
「市街地に死臭が立ちこめ、頭上を戦闘機が飛んでいる」「私は何ができるか分からない。神のご加護を」
フィンランドに留学中の元高知大学の職員(40)のもとにもほぼ同時に、「まだ生きている。昨日はすさまじかった」の短信。
パレスチナ自治区で日本国籍を持っているのは次男、モハマドちゃん1人。県内のNGOグループを率いるガルシアさんら数人は10日から、日本への受け入れを模索している。
ガルシアさんらは「次男の子は日本国籍を持っている。政府などが動けば救う道がある」「イスラエルの日本大使館から一家に、子どもを国外退去させるか否かの問い合わせがあった」と望みを託し、現状に心を痛めている。
現地大使館 「退去は可能」
イスラエルの日本大使館は10日深夜、本紙の電話取材に対し、「イスラエル政府は、外国籍を持つ人がその国に受け入れ先があるのであれば、家族も含め、国外退去を検討すると言っている」とし、「(子どもが日本国籍を持つ)一家の日本への避難は不可能ではない」との認識を示した。
さらにその場合、「日本に入るために身元保証人などが必要になる」とした。
同大使館によると、次男のモハマドちゃんは、パレスチナ自治区での唯一の日本国籍保持者。一家には空爆後から安否確認などの電話連絡を続けているという。
同大使館の担当職員は「戦況はすさまじく、国境にも近づけない状態だが、日本時間の10日夕方の時点で生存は電話で確認している」と話している。
(1/11 高知新聞朝刊27面より)
10メートル先に爆弾落下 ジアードさん“肉声” 「脱出のすべがない!!」
ジアードさん一家は大丈夫なのか−。緊迫の度合いを日増しに高めるガザ情勢に、居ても立ってもいられなくなった高知市の知人がメールを送ったのは昨年12月28日。「神のご加護を」で結ばれた返信メールには「戦闘機」「大量虐殺」の文字が・・・。その知人から連絡を受けた本紙の村瀬佐保記者や、支援者の一人、エバ・ガルシアさんとの交信にも、家族が命の危険にさらされている生々しい“肉声”がつづられていた。
(本紙記者のメールは一部省略。ジアードさんのメールは英語を翻訳しほぼ全文を掲載)
【本紙記者とのやりとり】
<8日>
午後5時31分=記者
みんな、ガザにいるあなたたちのことを心配している。ガザで今、起きている現状を教えて。
<9日>
午後9時6分=ジアードさん
心配してくれてありがとう。返事が遅れてすみません。この瞬間にも人がどんどん死んでいく。
死体のにおいがあちこちでする。事態が悪くなるのをただ待つばかりだ。このウェブサイトを見てくれ。
http://www.syria-aleppo.com/news/5232.html
ウェブサイトはアラビア語<アラブの民よ、ムスリムの民よ、立ち上がってくれ。ガザで起きている現状を見てくれ。世界各地の政府に知らしめ、ガザの虐殺をやめさせるのだ>の言葉とともに、爆撃で頭が飛び散った子どもの写真などが紹介されている。
午後10時17分=記者
家族は全員無事?家から出られる?どこからメールを送っているの?
午後10時28分=ジアードさん
私たち家族はまだ生きている。14日間、家にずっと張り付いたままだ。
昨晩、戦闘機から2つのロケット爆弾が私の家のわずか10m先に落ちた。恐ろしい。
私はこのメールを家から送っている。
午後10時49分=記者
無事で安心した。家にロケット弾が直撃していたら何が起きていたのか。食料はあるのか。子供たちはどうしているの。
午後11時28分=ジアードさん
いろいろありがとう。死のにおいがあちこちでする。すべてが震えるほど怖い。食料はとてもとても限られている。
もし、(昨晩の)あのロケット弾が家に落ちたら、私たちを20m先の地中に押しつぶしていただろう。
子どもたちの精神状態がかなり悪い。医者が必要だ。
イスラエルの日本大使館が日本のパスポートを持っている私の息子を、ガザから外へ出せないかと打診してきた。けど、私は何ができるのか分からない。
神のご加護を。
<10日>
午前0時8分=記者
家族全員がガザから脱出できないのか。何を求めているのか遠慮しないで言って!
午前0時43分=記者
日本のパスポートとは、息子の日本国籍のこと?ガザを脱出して日本に来るのか。
午後3時29分=ジアードさん
脱出できる時期を逃してしまったかもしれない。このような状況で、どうしていいのかを決めるのは難しい。
どうにもこうにも、脱出するすべがないんだから!!
【エバ・ガルシアさんへのメール】
<9日>
午後11時13分
あなたの協力に感謝します。大使館が打診してくれた内容を決断するのは難しい。時間的にギリギリのところだ。私は家族全員で脱出したいと、大使館に頼んだ。大使館は、日本にいるあなたの友達の助けがいる。大学や県知事、県が、あなたが家族と暮らしていける仕事、住居を提供してくれることが必要だといっている。
私は刻一刻と変わる状況を知らせ、連絡が途絶えないようにしていきます。
(1/11 高知新聞朝刊26面より)
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