“凄惨の声”が聞こえぬか!!   ~舛添厚労相、「派遣村なまけもの」発言~

 先ほど、中京大中京と日本文理の、熱く爽やかな決勝戦について記事をアップさせてもらい、心地よい気分でノートパソコンを閉じようとしたところ、yahooニューストップ記事に、許し難いニュースがアップされていた!!

 派遣村なまけもの発言で釈明、舛添厚労相


【以下、Yahoo!ニュースから引用】

8月25日11時51分配信 産経新聞

 舛添要一厚生労働相は25日午前の記者会見で、「年越し派遣村」に参加した失業者を「怠けている連中」と発言したとして抗議を受けたことについて、「今後は言い方を注意する」と釈明。発言の真意を「働く能力と機会がありながら働かない『怠け者』に貴重な税金を1円も払うつもりはない、ということを言った」と説明した。



 『釈明』とはあるが、記事を一読するだけでお分かりのように、全く釈明になっていない。それどころか、「怠け者といって何が悪い」と居直っている!

 あまりの暴言に、暫し呆然としてしまったが、財界の代弁者である『産経』ではそれ以上の詳しいことが掴めないと考え、検索したところ、次のような関連記事が見つかったので紹介させていただく。
 

怠けている連中に税金払う気なし 厚労相、『派遣村』で言及 (8.19『東京』)

 舛添要一厚生労働相は十八日午後、横浜市内の街頭演説で、昨年末から今年一月にかけて東京・日比谷公園に設けられた「年越し派遣村」に関し、「(当時)四千人分の求人票を持っていったが誰も応募しない。自民党が他の無責任な野党と違うのは、大事な税金を、働く能力があるのに怠けている連中に払う気はないところだ」と述べた。

 これに対し、派遣村実行委員だった関根秀一郎・派遣ユニオン書記長は本紙の取材に「求人として紹介されたのは確かだが、誰も応募しなかったというのは全くのでたらめ。たくさんの人が応募したが、断られたのがほとんどだ。舛添氏の発言は現場の実態が全く分かっておらず、あきれてものが言えない」と批判した。




舛添厚労相「怠け者発言」で釈明 年越し派遣村をめぐり (8.25 共同通信配信)

舛添要一厚生労働相は25日の閣議後の記者会見で、年越し派遣村に参加した失業者に関し「大事な税金を、働く能力があるのに怠けている連中に払う気はない」などと発言したことについて「怠け者とは働く能力と機会がありながら働かない人という意味で言った。今後言い方を注意する」などと釈明した。

 発言は18日、横浜市で行われた街頭演説であった。「(参加した失業者向けに)4千人分の求人票を持って行ったが、1人も手を挙げなかった」と述べたことには「(1月5日の)初日は、という意味で申し上げた」と釈明。2日目以降は139人が応募したことを明らかにし「初日は、と言っていなければ訂正する」と話した。

2009/08/25 11:57 【共同通信】



 この暴言に対し、『派遣村』元実行委員会有志は24日、発言の撤回と謝罪を求める抗議文を提出している。

派遣村:舛添厚労相「4000人分求人、誰も応募しない」 有志が抗議文 (8.25『毎日』東京夕刊)

◇「事実をねじ曲げた」
 年末年始に東京・日比谷公園で開かれた「年越し派遣村」(6月末で解散)の元実行委員会有志が24日、舛添要一厚生労働相が選挙演説で派遣村について「4000人分の求人票を持っていったが誰も応募しない」などと事実をねじ曲げる発言をしたとして、発言の撤回と謝罪を求める抗議文を出した。舛添厚労相は25日の閣議後会見で、「(求人を始めた)初日はなしでその後、139人申し込みがあった」と説明、「言い方が悪いとしたら気を付ける」と話した。

 抗議文を出したのは名誉村長を務めた宇都宮健児弁護士ら派遣村の元実行委員会の有志ら約10人。抗議文は、求職登録した村民は100人を超え、旅館の住み込みや清掃などに就職したと説明。さらに「実は募集していない」など求人内容に問題があるものが多かったと指摘した。その上で「生活再建に取り組んでいる人への侮辱。事実をねじ曲げた言動を繰り返していることを黙認できません」と抗議した。

 舛添厚労相は18日に横浜市内で行った演説で「4000人分の求人を持っていったが誰も応募しない。自民党が他の無責任な野党と違うのは、大事な税金を働く能力があるのに怠けている連中に払う気はないところだ」などと述べた。

 舛添厚労相は「(2カ所のうち)1カ所では初日はゼロと言っている。日本が豊かになった中で機会も能力も生かしていない人を怠け者と言った」と説明した。【東海林智】




また、『派遣村』実行委員会は『派遣村ブログ』で、その抗議文の内容を公表している。


 8月18日舛添厚労大臣発言に対する抗議文

8月24日に発表した舛添厚労大臣に対する抗議文です。

                  抗 議 文
  
                        元派遣村名誉村長 弁護士 宇都宮健児
                            元派遣村実行委員会有志一同
                        〒104-0061 東京都中央区銀座6-12-15
                         COI銀座612 7階 東京市民法律事務所
                       TEL:03-3571-6051 FAX:03-3571-9379

厚生労働大臣 舛添 要一 殿

私たちは、年末年始、日比谷公園にて派遣村を企画した実行委員会の有志です。

 貴殿は、8月18日、横浜市内の街頭演説で、年越し派遣村の取り組みについて言及し、「4000人分の求人票を持っていったが一人も手を上げなかった。大事な税金を働く能力があるのに怠けている連中に払う気はない」と発言しました。

 私たちは、この発言は、事実誤認により生じる偏見、もしくは、事実を捻じ曲げた中傷であり、命からがら派遣村を訪れ、今もなお厳しい雇用情勢の中で生活の再建を目指して努力している方々への侮辱であると考えます。自立を目指し、切実な思いで求職活動をしながら、何件も何十件も断られ、それでも求職活動を続けているのに、よりによって厚生労働大臣という立場にある人からこんなことを言われたら、どういう気持ちになるか。村民一人一人の心情を考えてください。

 派遣村は、厚生行政と労働行政の双方に対し、重たい提起を投げかけた取り組みでした。しかし、貴殿は目の前の現場に、一度も足を踏み入れなかった。そうした方が、事実を捻じ曲げた言動を繰り返していることを、私たちは黙認することはできません。上記の発言を撤回し、文書による謝罪を求めます。

 また、派遣村に持ち込まれた求人票に関する事実、及び私たちの見解を以下に記しますので、ご一読ください。

1)「一人も応募しなかった」というのは、1月5日の4施設入所初日のことである
 1月6日にも、派遣村実行委員会に対して、大村厚労副大臣から同様のクレームを受けました。しかし、1月5日は日比谷公園撤収作業後、国会への請願行動や議員申入れなどをしており、都内4施設に入所したのは午後4時ごろでした。東京都職員から施設の決まりごとなどの説明を受けるとすでに5時になり、ハローワークの出張窓口が閉まりました。初日の応募がなかったのは、こうした理由によるものです。
 また、このことは、大村氏にはその場で説明し、誤解を解いていますし、貴殿もその報告を受けているはずです。6日からは朝から相談が始まっていましたし、今ごろになって言い出すのは「為にする」議論です。

2)「手を上げなかった」というのは誤り
 1月18日の時点で、求職者登録をした村民は百数十名に上っており、4施設に滞在していた村民の半数に上りました。
 4000件の求人中から応募し、旅館の住み込みや清掃、警備、タクシー会社などに就職し、派遣村を去った方もおります。

3)4000件の求人には実態のないものも多かった
 応募をした村民は、ほとんど断られてしまっています。応募した会社から返ってきた返事は、「もう決まっちゃいました」「実は募集していないんです」「ハローワークから求人を出すよう言われて、ホントは募集してないんだけどお付き合いで求人を出しているだけなんです」といったものでした。こうした実情を、大臣は御存じでしょうか。

4)寮付き求人へのトラウマ
 当初の応募が少なかった背景には、派遣村に持ち込まれた求人の多くが、「住み込み」など寮付きの求人だったことにも原因があります。
 派遣切りは、雇用契約の解除と同時に、住まいを追われるという過酷な首切り体験でした。寒空に放り出された彼・彼女らは「二度と同じような目に遭いたくない」という思いをもっています。今度こそは、自分の住居を確保して、職場に通いたい、だから住み込み求人への、応募には躊躇する、というのは心情としても理解できることではないでしょうか。

5)求職活動どころではなかった
 年越し派遣村では、心身の不調を訴える人や、今日の食費もない極限状態に追い込まれた人が多く、生活保護を受給し、その日の生活費を確保することが最優先の課題でした。 
 実際、緊急小口貸付資金の特例交付が始まる1月7日夕方までは、ほとんどの人が無一文の状態であり、求職活動のための面接交通費などを持っていなかったのが実情です。
 また、既に、大半の方が派遣切り後に、ハローワークや様々なところに相談に行ったり、必死の思いで職探しをおこなって来られていました。その結果、有り金も底をつき、どうしようもなくなって派遣村にたどりつかれています。心身共に疲弊した状態では求職活動を満足に行うことはできません。

6)誰でも年収1000万以上稼げる求人があったらください
 上記の発言のあった翌19日も、貴殿は「求人は、すべて寮付住み込みで、年収1000万以上稼げるものだった」などと発言されたと聞いています。耳を疑いました。そんな求人があったという話は実行委員会では聞いていません。
 また、もしあったとしても、ある種の専門性が問われる職務である可能性が高く、派遣切りされたり、数年間の野宿経験をしてきた失業者が就ける仕事でしょうか。ミスマッチが大きすぎたとしか考えられません。そのことを、求職者が怠けているといった文脈にすり替えないでください。

7)政策の実施と言っていることが違います
 政府が21年度補正で「第二のセーフティネット」を構築したのは、昨年秋からの派遣切りで派遣村村民も含め、職も住居も失う労働者が大量に出たにもかかわらず、セーフティネットが機能していないというその反省の上に立ってのことだと思います。
 派遣村の村民は、多くの失業者と同様に求人活動をし、同様に就職できていませんが、これらの人たちに対する「第二のセーフティネット」が無駄だというのでしょうか。そうであれば、政策決定者自ら「第二のセーフティネットなど不要だ」と言っているのと同じです。閣僚としての自らの行為に矛盾する発言であり、その社会的責任は重大であると考えます。
                                              以上



 それにしても舛添氏は、自らは選挙で審判を受けないからか、言いたい放題である。このような言葉はこちらまで精神汚染されるので本当は用いたくないのだが、まさに『腐れ学者』の面目躍如といった感がある。

 また、そんな氏の発言を、例によって電脳的国家主義者は喝采を送っている。彼等とて、一寸先は闇、足を滑らせれば一気に奈落の底というのが、彼らの持て囃している『小泉改革』後の現在日本であるというのに・・・全くお気楽な連中である。

 喰うや喰わずの極限状況にあって、誰が仕事を選り好みなぞするか!

 一方では『自己責任』を強弁して『派遣村』村民を『怠け者』呼ばわりし、また一方では、『党全体としては貧困問題への関心が必ずしも高いわけではない』(『しんぶん赤旗』8.24一面 湯浅誠氏インタビュー)ながらも、与党よりかは反貧困に取り組んできた民主党に対し、かの悪名高きパンフで

 『民主党の言う「取り組み」を実現すると、日本の歴史や伝統・文化、調和のとれた地域社会や家族の絆は次々と破綻し、殺伐とした社会を誕生させることになります』
(自民党作成『知ってドッキリ民主党 これが本性だ!!』より、締めの言葉を原文ママ引用)

と口を極めて攻撃する。

 民主党の弁護をするつもりなぞ毛頭ないが、日本の素晴らしき伝統である『相互扶助』『共生社会』を『自己責任』の名のもと破壊し、日本を長らく支えてきた地方の農林漁村や小都市を『減反』や『貿易自由化』や『規制緩和』、強引な『市町村合併』で疲弊させ、地方で職を失い大都市に流入した労働者を、まだ大企業には“内部留保”という潤沢な蓄えがあるというのに無慈悲にも切り捨て、挙句に最後に残された『貧者の一灯』『共生・共助の集まり』である『派遣村』を『穀潰し』と冷笑する・・・・。

 >殺伐とした社会を誕生させることになります

とは、どの口が言うか!他でもない、そう言う彼らによって、既に『殺伐とした社会』となっているではないか!?

 こんな輩には、来る日曜の『審判』で、即刻退場してもらい、今こそ、世界に誇れる
『共生の国 日本』
を取り戻そうではないか!!!




 以上、今回は少し“幸徳秋水”的文章を意識して書いてみたのですが・・・いやぁ、自分って文才無いなァって思い知らされただけですね。

 気の向いた方は、当ブログの過去記事

 “凄惨の声”いまだ止まず

もお読みいただければ幸いです☆
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この記事に対するコメント

働かざるもの・・・


 「大株主」ってのは、労働者を絞ってもうけた企業から、
「100年に一度」の危機にもかかわらず、堂々と「配当」をうけ、
しかも、「分離課税」で何億円儲けようと、一律10%の課税だけ。

 こういう企業に、1円だって、減税してやる必要はないと思うけれど。
(政党助成金とか、思いやり予算とか、「自分で働いて稼げよ」とマスゾエ大臣に言ってもらいますか。)

【2009/08/26 00:22】URL | ×第二迷信 #EEOsZA66[ 編集]

派遣村はただの怠け者


ネットを徘徊していてこの記事拝見しましたが、最近の新聞報道をご覧になりましたか?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100107-00000045-san-soci
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/342365/


ロクに職探しもせず、金をもらったらトンズラ。
私も若いころ日雇い派遣の仕事などをしていたこともありますが、もちろん何かの事情でそういう仕事をしている人もいますが、実際にはその殆どはただの怠け者ですよ。
日雇いでも仕事をしていればいいのですが、派遣村に行くような人はその一歩先にある人です。
こくな連中に税金を使って酒、たばこ代を支給するなんて馬鹿げているにもほどがありますね。
私も日雇い派遣から10年たちますが、現在は会社役員です。
地の底から這い上がろうという気があるのならどうにでもなるのです。
そんな私からすれば、派遣村なんて怠け者の巣窟ですよ。

【2010/01/08 11:53】URL | もと日雇い派遣労働者 #-[ 編集]

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