一昨日(12/14)の高知新聞20面に、雑誌『ロスジェネ』編集長の浅尾大輔さんの記事が載りました。
何でも講演などのため来高されていたそうで、講演聞けなかったのが実に残念な紅星だったりしていますが、いい記事に仕上がっていますので、高知新聞読者以外の方にもぜひとも読んで頂きたくアップしました。
それではどうぞ!
【引用開始】
現代若者の労働世界 『静かな革命が始まっている』
作家、「ロスジェネ」編集長 浅尾さんに聞く
脱貧困へ広がる広がる「新しい連帯」-。労働や貧困問題を編集の中心に据える雑誌「ロスジェネ」。その編集長で作家の浅尾大輔さん(39)=東京都目黒区=がこのほど講演などのため来高。不況、格差、貧困の嵐はリーマン・ショックから1年を過ぎてもなお強いが、もがき、苦しみながらも懸命に生きる若年貧困層の中に、浅尾さんは「『静かな革命』が始まっている」と言う。 (真崎裕史)
ロスジェネは昨年6月に発刊。創刊号では「右と左は手を結べるか」をテーマに特集を組み、思想、立場を超えた連帯を提言した。自称『左翼』とはばからないが、「今の働き方、暮らしぶりには右も左も関係ない」と言う。
4年間、労働組合の職員として働いた浅尾さんは、非正規労働の若者を中心に、300件近い相談を受けてきた。
基本給9万2千円で大企業の役員を車で送迎する派遣社員、半年契約を10年以上繰り返し、「若い正社員を採用する」と突然解雇された女性・・・。そんな彼らは 「生存」 「誇り」 「未来」の「三つの破壊」に直面していると指摘する。
「働いても食べていけない。モノ扱いで、一人の労働者として見てもらえない。短期契約で職場を転々とし、将来設計が立てられない・・・切り崩されたがけっぷちに立たされている」
一方で期待を寄せるのが、どんな働き方でも入れる個人加盟の労組。自身もスタッフとして企業との団体交渉に何度も立ち会い、解雇の撤回や未払い残業代の支払いを勝ち取ってきた。
「メールを見た見知らぬ組合員が仕事終わりに集まり、打ち合わせをして団交に行く。で、勝つ。来週には職場復帰できるね、ってわいわいする」
「永遠のモグラたたき」とも形容するが、かつて誰かに救われた労働者が今度は誰かを救う側に立つ。これを浅尾さんは「静かな革命」と呼び、こん棒を振るうのでも、ストライキに打って出るのでもない「新しい連帯」の形と見る。
「昔と違い、いつ解雇されるか分からず労働者が点在する状況では、『カネ』(賃上げ)は連帯の担保にはならない。自分が受けた傷を他人に重ね合わせる。そこにある『想像力と経験』から新しい連帯は生まれる」
自身もアルバイト生活が長く、十数年にわたって「風呂なし、共同トイレ」の部屋で暮らした。現在も決まった収入はなく、生活はぎりぎり。それでも「経験に根差した言葉の連打で社会は変わる」と信じて前を向いている。
浅尾 大輔(あさお・だいすけ)さん
1970年、愛知県生まれ。作家。大学卒業後の10年間、アルバイトで生計を立てながら執筆活動を続ける。2003年、小説「家畜の朝」で第35回新潮新人賞を受賞。著書に「ブルーシート」(朝日新聞出版)など。編集長を務める「ロスジェネ」はこれまで5冊刊行され、累計3万3千部を売り上げている。
【以上、引用終わり】
それにしても、派遣村村長の湯浅誠さんが40歳、作家の天宮処凛(かりん)さんが34歳、『素人の乱』の松本哉(はじめ)さんが35歳、そして浅尾さんが39歳・・・。
同年代で反貧困運動に活躍されているこれらの方々に比べ、我が身(紅星は38歳)の何たる不甲斐ない事か(もっとも、彼らと比較する事自体が無意味と言えますが)・・・・。
彼の人達のような社会変革の先頭に立つような行動力もスキルも持ち合わせていない紅星だけれど、せめて彼らの最後尾にでもついて離れず、社会変革の一助にでも役立てたら幸せだな・・・と思う今日この頃だったりしてます。
あ、因みに浅尾さんのブログは、
『MY LAST FIGHT』
上からリンク先に飛べますので、ぜひどうぞ!!


この記事に対するコメント