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けっこう辛口な、『第25回党大会大会決議案への意見』 【後編】

 JCP党大会『大会決議案』意見集から、紅星が『辛口やなぁ』と注目した意見の紹介の【後編】です。


 ☆第5章23項の後半部分で「ラテンアメリカでは・・・資本主義とは別個の道を探求しようという動きがあらわれている。ベネズエラ、ボリビア、エクアドルでは、国づくりの方向として『21世紀の社会主義』を掲げているが、・・・注目される」とありますが、ベネズエラ、ボリビア、エクアドルの三国は「社会主義をめざす国」とは認定できないのでしょうか。「社会主義をめざす国」と認定する基準は何でしょうか。
(東京・Kさん)

 ☆・・・民主の勝利を、国民は「民主党の政策と路線を支持したわけではない」とすると、選挙にどのような意味があるのでしょうか。日本共産党が選挙で勝利した場合も、国民は「共産党の政策と路線を支持したわけではない」といいうるのでしょうか。最近、長野県木曽町長選で田中勝己氏が勝利しましたが、これは同氏の「政策と路線が支持された結果」ではないのでしょうか。
・・・「総選挙で立ち上がった党員がのべ5~6割、日々の活動参加が選挙本番で2割前後・・・」、「(党綱領の)読了党員はなお4割程度」。実態の率直な公表に敬意を表します。しかし、このような事態が改善されることなく何年も経過している事は重大です。これでは草の根をほこる数十万の党も砂上の楼閣となりかねません。量よりも質を、いや質とともに量を。
(神奈川・Yさん)

 ☆本決議案には、部分的には「財界の青写真による強権的国家作り」の危険性の指摘のように的確で新鮮な解明も含まれています。しかし全体としては、残念ながら私たちに「新たな展望と勇気」「誇りと確信」を与えるものになっていません。運動論と組織論を中心に、重大な問題点を三つ指摘しておきたい。
 ・・・第一は、真摯な総括と反省の欠如です。・・・毎回恣意的に都合のいい数字だけを抜き出した挙句に、「善戦、健闘」「方針は正しかったが力量が不足していた」という決まり文句を繰り返すだけでは、科学の党の名が泣きます。
 ・・・第二は、国民的共同に向けた先進的で斬新な提起の不在です。・・・憲法改悪反対、反貧困や労働組合運動の分野等で青年層を中心にして、既成概念に囚われない斬新で柔軟な発想と感覚に溢れた活動が生まれています。我党も又従来とかく陥りがちであったセクト主義を克服して、思い切って幅広い層に働きかける新しい共同の方針が必要です。その際、過去の大衆運動の引き回し主義の反省を明確にして、その関わりで党を離れていった多くの人たちの名誉を回復し、改めて共同の呼びかけを行うことも検討すべきです。
 ・・・第三は、組織運営のあり方の抜本的な見直しの観点が抜けていることです。・・・自分の頭で考え、自分の言葉で語れる党員が支える自由闊達な組織であって初めて、国民や市民団体の信頼と共感を得ることが出来ます。そのためには従来の「民主集中制」のあり方を根本的に修正して、暗く頑なで不自由な組織というイメージを一新することが必要です。…
(東京・Yさん)

 ☆・・・マスメディアのあり方について本決議案のようなスペースと論理で政党の最高決定文書に書き込むことはゆきすぎです。・・・現在、多くのマスメディアが日米同盟や二大政党制がわが国の政治のあり方として当然であるような報道をしています。それに対して批判が必要ですが、それは、彼らの個々の主張に対して具体的な事実と道理をもって対置するのが妥当です。本決議案のように・・・2段のスペースを使って批判をするというのは攻撃的すぎます。
 ・・・わが党は、政党という政治集団でありますから、ジャーナリズム“魂”はかくあるべしということは組織として表明せず、ジャーナリスト自身および国民ひとりひとりに考えていただこうではありませんか。
(東京・Sさん)

 ☆現在、自分は63歳になるが、文書で自分の意見を言うのは勇気がいることを知った。しかし、自分の考えを整理し、確信を持って活動できるようになるために初めて投稿した。・・・提起された内容は積極的であり、党が躍進するためには必要な目標であると思うが、真剣に取り組もうとすればするほど、荷が重く、気が重くなってしまうのが率直な気持ちである。・・・したがって、だから、この目標に向かって、全党が一丸となって戦うには、困難を抱えている支部や仲間にも、困難の解決をめざし、運動にも参加してもらうことが絶対に必要である。そのためにも、中央も県も地区も支部の状況をよく知り、きめ細かい説明や指導が必要である。前進している支部の紹介だけではだめである。直接、困難をかかえている支部まで降りてきてほしい。そういう覚悟をもってほしい。・・・
(愛知・Aさん)

 ☆・・・この間いろいろ気づくのですが、ぜひ党の専従職にある人、特に一般市民や一般党員と接触すべき職務にあたる人たちへの接遇教育を系統的にできないかということです。・・・安い給料でやっていられないと言うことでしょうが、ぜひ専従者の接遇教育、たとえば民医連の院所や民主書店での接遇研修などをお願いしたく、第4章に「専従活動者を対象とした接遇教育に努める」などの文言を加筆お願いいたします。
 ・・・また職業柄外国人の方とお話しをする機会がありますが、JCPについて大変説明に難儀します。中央委員会のホームページに英語版は必要と思います。はっきり申しましてこれまでの活動から日本共産党はノーベル平和賞を取ってもいいのではないかと思っておりますので、そのへんのアピールの一環としても必要なことと思います。・・・
(東京・Tさん)

 ☆・・・発達したマスメディア、とくにテレビの影響は非常に大きく、世論を動かし、選挙を左右するほどの力を持っている。このマスメディアのあり方を根本から問い直す提起には、おおいに賛同するものですが、さらに、この文章の後に、つぎのような内容を付け加える補強意見をだします。
 「そのために、日本共産党は、マスメディアの反動化や少数政党排除などの反民主的な動きに対しては、機敏に対応し、世論に訴え、過去に、マスメディアが国民を戦争に総動員するための大きな役割を担ったような過ちを再び繰り返すことのないよう奮闘する。また、テレビに出演する国会議員、地方議員、各種候補者は、他党派の議員に負けない論戦力を見につけ、日本共産党が出演すれば、『視聴率があがる』といわれるくらい国民からの共感を得られるように努力する。そのために中央委員会は指導と援助の体制をつくる」・・・
(岡山・Nさん)

 ☆・・・地区委員会によっては専従一人態勢(半専従はいますが)になっている地区委員会は少なくありません。そこで下記の通り提案を致します。・・・1.中間機関の党県委員会は、県委員長、副委員長、書記長、財政部長の四名体制にスリム化し、国政の候補者、機関紙部長、財政部長、選対部長を兼務し、他は地区委員会に派遣し得票10%の獲得のために献身する。・・・
(山形・Tさん)

 ☆・・・運動体としてのわが党の基本は「機関紙活動」であり、わが党と国民をつなぐものは、「しんぶん赤旗」である。しかし、この赤旗が「危機的状況にある」という認識がまったく示されていない。部数は大会ごと、国政選挙ごとに漸減している。これを克服するには、新聞発行の責任を負う指導部が、「その党の新聞なら一度読んでみたい」と思ってもらえる大きな流れを作り、その上で新聞作成の当事者が「一度読んだら止められない紙面」を作るという、両輪の作業が求められる。現場は「増やせ増やせ」と言われても、「魅力のある党」の「魅力のある内容」の新聞でなければ増やせないというジレンマに陥っている。
 私は、「しんぶん赤旗」の位置づけの強化と、「赤旗」再生に全力を挙げることを指導部に求める。
(東京・Yさん)

 ☆・・・今、中央・中間機関の委員・役員は、各級大会で選出し、互選で三役等を決めている。長期間にわたって同じ顔ぶれとなり、政策のマンネリ化、時宜を得た方針・政策が出せない(思考の硬直化)と言った弊害が出ている。10年で党組織の前進等、成果の出なかった場合は辞職し、新たな指導体制を構築するために、各級指導機関の三役(委員長、副委員長、書記長)は党員の直接選挙によって決めるようにする。
 すなわち、①各級大会では、中央委員会、県委員会、地区委員会を選出し、各級委員会は、三役候補を推薦する。②関連する党員の直接選挙(信任・不信任)で全党員の三分の二以上の信任により三役を決定する。③信任が得られなかった時には、再度候補を推薦し、投票する。
(愛知・Kさん)

 ☆・・・98年参院選、2000年衆院比例以来、この10年近く残念ながら国政選挙での勝利がなく、500万票に達していないことを、もっと具体的に分析して・・・党員や支持者が納得でき、明日からの活力になるような議案にしてほしいということです。「実力がついていない」「党勢拡大が不充分」ということでしたら、ナゼそうなっているのかこそ明らかにしてほしい内容です。特に、最近の選挙では、はげしい反共攻撃とか、共産党にマイナスとなる要因は少なく、むしろブーム的いいふんいきの中にありながら「風が吹かなかった」のはナゼなのかの分析こそ、この大会に一番求められていることではないでしょうか。
 ・・・選挙戦術が、昔のまますぎて、工夫が足りない点を明らかにして改善点をさぐってほしいと思います。・・・「党名問題」「赤旗という名称」「政党助成金不受領」は理屈が良くわかるけど、支持者の中でも根は大変に深い問題です。党内外にむけてアンケート調査等を行って、新しい対応を考えることが必要ではないでしょうか。
 ・・・最後に、今、一番求められていることは、困難な地区、支部、党員から学ぶことだと思います。選挙中も、日報体制はやめて、幹部が、支部、党員、地域の中に入って生き生きとした活動ができるようにすることではないでしょうか。以上のようなことが深まる大会を熱望しています。
(神奈川・Kさん・・・文面からして20~30代のような気がするけど・・・)

以上、何と言うか、決議案や党中央への苦言みたいなものばかり抜き出して書いてしまった感もありますが、これが、少なくない一般党員の率直な思いという事も分かって欲しい。

 先日郷里の小樽に帰省した時も、S地区(党員50名)の支部長をしている紅星の父、そして母も、

 「古い志位ポスターが色褪せているので新しい『赤旗』ポスターに張り替えようと思っても、地区委員会は張替用の予備ポスターを用意していない。あれじゃぁ、はがれた時にも困るし、見ていてかえって『共産党だらしない』と思われてしまうんじゃないか」

 「今、党に求められているのは『活気』。支部の枠を超えて、小樽の党員みんなに呼びかけて、どういう党にするか、どんな宣伝をするかとかを、集まった人間だけでもいいからカンカンガクガクの議論をすることで、党員に熱気を持たせるのも必要じゃないか」

と、地区委員会への愚痴と、どのような支部活動をしていくか試行錯誤していました。

 恐らく党大会の代議員発言では「こんな成果を挙げた」や「感動した」みたいな発言が多いんだろうなァ。中央大会の代議員って、ほとんど専従や熱い活動家や候補者だからなァ・・・・と、正直ちょっと冷めた見方してしまっている紅星ですが、ウチラの気持ちや苦労を代弁してくれる代議員や、「現実を直視し、そこから始めよう」と勇気ある発言してくれる代議員が、せめて1人はいて欲しいなァと、淡い期待を持ちつつ見守ることにしたいと思います。

 そうでなかったら、『意見集』に託された134人の党への思いは只のガス抜きにされてしまったのかと、切なく、哀しくなってしまうから・・・・。




以上、いつも以上に長ったらしい記事でしたが、お付き合い有難うございました。
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この記事に対するコメント

ご紹介の意見こそが希望だ!


こんにちは。重要な問題点を三つ指摘した、東京・Yさんにエールをお贈りする。

よーし!異議なーし!こうした党員の意見は、党大会の代議員からは、発せられることは、ないのであろうか。だとしたら、紅星クン、草莽の党員による決起しかありますまい。

共産党が政権奪取しなければ、貧乏人は救われない。何十年もつづけている現行の共産党の在り様、方針、戦いでは、論より証拠、てんでまったくまるっきし金輪際、政権奪取なんて望むべくもなのだから。

いやー、政権奪取なんて滅相もない。現体制の中で「左派勢力」として組織が維持できて、ま、それなりの存在感が示せれば、それでいいんです。ってえのなら、話は別ですけどね。

共産党は今、本当に、正念場に立たされてると思うよ。もちろん僕は、紅星クンや東京・Yさんを全面支援だ。

【2010/01/14 17:11】URL | BLOG BLUES #-[ 編集]


>「社会主義をめざす国」と認定する基準は何でしょうか。
(東京・Kさん)

  ってのは、「意見」というより「質問」ですが、 こういう「質問」に「回答」はあるんでしょうか。

 中国の「社会主義をめざす」にしたって、「官製政党」である現政権政党がそういってるだけで、
 国家としてなにをめざす」かは判らない。

日本のことを、(某党の主張で)「核軍備をめざす国」だと規定されたら嫌でしょう。

規約では、どの会議においても意見を出す権利があるのが「民主集中制」なんですが、
「紙上掲載」ってのは「会議での発言」にならない。
(議決権のある代議員でなくても、会議に対する意見や質問には回答を貰う権利があるはずなんですがね。規約の上では。
 こういうところで規約を守らないから、「民主集中制」そのものが「統制」扱いされてしまうんだと思います)

【2010/01/22 18:58】URL | ×第二迷信 #2CpNAWCc[ 編集]

党員の疑問を放置することの意味


初めまして。
「全党員が立ち上がれば勝てない選挙はない」というテーゼを口にしつつ、党員から挙げられた疑問や批判に答えようとしない党中央は「全党員の決起には拘らない」ってことで、党内で最も早く任務放棄した部署ということですね。

【2010/01/25 10:51】URL | 道草クー太郎 #X6AIgIjQ[ 編集]

1サイクル前の党大会についてのブログ記事


残念ながらTBが通りません.前回の共産党大会の時に類似の記事を書きました.
「共産党大会の代議員の発言と「公開討論」とのギャップ」
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2006-01-14

この意見集というのは「ガス抜き」の感がありますが,このようにブログに転載されて議論されるようになると,変わっていくかも知れませんね.

【2010/01/27 00:33】URL | yamamoto #npZ2BW2I[ 編集]

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