4月24日放送分『ラジオ派遣村』の放送、テーマは『自己責任論』

 先週分(17日分)は旅行中で紹介できませんでしたが、紅星が旅している間に、

 『湯浅誠・元派遣村村長×清水ただし「ラジオ派遣村」村長』 

というビッグ対談企画が行われたとの事!!

ラジオ派遣村のサイトで動画とラジオ放送分が公開されているので、日を改めて文章にしたいと思うております(特別対談は30分やけん、書く方も読む方も大変だ)。

 さて、前置きはこれまでにして、昨日24日の放送分紹介、今回も行ってみちゃいます!


清水ただしのラジオ派遣村 4月24日放送分
(例により、清水ただし村長は「村」、アシスタントの共子さんは「共」と略)

【オープニング】

 共:さて村長、もうすぐゴールデンウィークですねえ~。

 村:やってまいりましたねぇ。

 共:普段ね、休みの時は何してはるんですか?

 村:あ~、休みの時ですねえ、まー、うちの奥さんと休みが合う時は、一緒に買いもの出かけたりするんですけど、休み別々になるときあるじゃないですか。(共:うんうん)その時は僕はぽっと時間が出来たら、映画見に行くんです。

 共:ええー!?

 村:あのー、DVD借りる派じゃなくて、劇場に映画見に行く派、なんですよね。(共:ふーん)ちょっと前ですけど3D映画『アバター』なんかもね、劇場で見ましたし、で、まァ映画見てる間は映画に集中できるじゃないですか。いろんな日常生活のこと置いといて映画に集中するのが、まー僕自身の休日の使い方というか、はい。

 共:何か映画見てる時に、バナナ(の叩き売り)のヒントになったりとか…

 村:あっ、ありますあります。えー今度アバターのね、あのー3Dのメガネを叩き売ったろうかとかね、(共子さん大ウケ)えーあのーポップコーン、どうやったらもっと売れるかなとかね、そんな事を考えながら…やりませんわ、そんな!


【お手紙紹介】

 共:今日はですね、ちょっとたくさん届いているお便りのなかでも代表的なものを挙げていきたいと思います。

 村:ありがとうございます。

 共:大阪府門真市の『なかた』さんから。

「昔は生活保護は、恥ずかしいとか、本当に苦しい人、働いても働いても生活の苦しい人がお世話にとのことだったと思います。今は大きな顔で酒パチンコ代にも使っているとよく耳にします。平等平等も善し悪しですよね」

っていうふうに書かれてるんですね。

 村:あー、よくある意見ですよねぇ。で、私の方も一つお便り紹介したいと思うんですが、西成区の星野さんから。男性ですね。

「前略 『派遣』に対する偏見って結構多いように思います。例えば努力をしないからこうなったとか、お金を貯めなかったから自己責任だとか、こういう意見が多いのではないでしょうか。そこで、ぜひ元・芸人として、それはないよということで、派遣に対するバッシングに対し、清水さんが反論する!こういうのはいかがでしょうか。確かに非正規方々の悩みに答えるのも大切ですけれども、世間にその事を訴えることも必要だと思います。」

と。こういうお便りなんです。

 共:そうですね、あのーバッシングに、どうかこうそれをね、そんな事ないって言ってくれっていうお便り非常に多いんですよ。

 村:確かに今、共子さん、自己責任論ていうのはあるんですよね。

 共:もう一つ村長、代表的な自己責任論のお便りが来てるんですけど、(村:あ、どうぞ)和歌山県海南市の匿名希望の方ですね。

「毎回深く考えさせられています。放送聴いてまたネットで何回も聞いて、動画も欠かさず見ています。(ありがとうございます)コアなファンなんですけれども、あえて言わせて頂きたいのは、西成の問題も派遣切り・雇い止めの問題も、自己責任の部分が大きいと私は思います。如何でしょうか?」

 村:はー、あのホントにね、そういう意見は確かに私間違いじゃないと思うんですよ。今、例えばかわいそうやけど仕方がないとか、自分だけ楽してズルイやんかとか、死ぬ気になったら何でも出来るのにとかね、こういう一つ一つのフレーズ自体は間違った事は言ってないと思うんですよ。
 ただ、この番組が焦点にしてる派遣切りや雇用の問題、これに関しては、僕は必ずしもやっぱり当てはまらないと思うんですよね。

 共:うん。

 村:例えば、努力してないっていうけれども、雇用破壊で例えば派遣切りされて、仕事もすむところも失って、まァ派遣村行って、そこを抜け出して、そして仕事を探し、あるいは職業訓練にね、しっかり取り組んでいる、努力されている人、やっぱり沢山いるんですよ。

 共:はい…

 村:で、あのホントに運っていうのもあるしね、会社に就職できたとか、あるいは周りの人たちがいい人たちばっかりだったとか、あるいは育った家庭の環境というのもね、自分では選ぶことが出来ないというふうに思うし、ホントは学校行きたかったけれども(親の経済的事情で)行けなかったとかね、一人親家庭で育ったとか、これはホントに自己責任という言葉だけでは片付けられへんと思うんですよね。

 共:なるほどー

 村:特にね共子さん、今年の1月の全国の求職者数、これは260万人あったんですけれども、求人数、つまり実際に仕事がありますよというのはパートやアルバイトも含めて124万人、つまり半分以下しかないんですよ。(共:厳しいですよねぇ…)はい、だから働きたいけれども働く場所が、なかなか狭き門になっている。

 共:はい村長、(村:はい)あとね、高校出たり、大学出たりした人も、今回すごく就職率低いっていうじゃないですか(村:はいはいはい)。自己責任といわれてもね、夢を持って卒業式を迎えるのに、だって求人がないんですからね。

 村:そうそう。だからね、単位は足りてるのに、一年間わざわざ留年してもう一年就活する人もいてはるし、就職はもう内定しているけれども、会社の方から「君を雇って払うだけの賃金がないので、一年間待ってくれ」と(いう人もいる)。

 共:ど、どうして待っているんですか?

 村:やっぱりそういう人は、他でアルバイトしたりとか、今言ったように大学でね、もう一年勉強しなおす人もいてるようなんです。(共:じゃ、一年たったらまぁ一応その会社に入れるかなぁと)まぁその保障がどこまであるかということもねえ、経済状況がどう変わっているかということもあると思うんですけれども。
 元々、派遣労働というのは、昔は禁止されてたんですよね。(共:ええ)で1999年に、原則構いませんということになって、2003年には製造業にも解禁された訳で。その時にね、派遣期間というのは1年が原則だったんです。だから1年以上働いたら正社員への登用をという希望もまだあったんですけど、今は3年に延長されてますんでね、より長く派遣で働く状況が広がっているということですよね。

 共:なるほど。

 村:で、共子さん僕ね、ホンマ許せないのはね、ヨーロッパでは同じ仕事してたら、同じ賃金、同じ待遇、(共:はい)で、むしろね、アルバイトとかパートの方が身分不安定やから、時間給沢山あげようという国まであるんですよ。

 共:そうなんや~!

 村:ところが、日本の場合はそうではなくて、給料はやっぱり正社員よりグッと低く抑えられてますよね。で、もっとひどいのはね、ロッカーの使用は禁止されてるとか。(共:正社員はロッカー使えるけど派遣の人はロッカーがないとか)そうそうそう、それからね、社員食堂行ってもね、値段が違うんですよ。

 共:あ、分かる。何か聞いたことある。会員価格じゃないんだけど、正社員の人は安いんですよね。で、派遣の方はちょっと高く出すとかね。

 村:そういうところまで差別されていると言うことでね、いろんな憤りを聞くこともあるんですけれども、さらにいえばね、常に雇い止めの不安と恐怖に駆られながら仕事をしているのが派遣で働く人たちで、東京の秋葉原で、昔、無差別殺人事件あったじゃないですか(共:あったあった)。悲惨な事件だったんですけども、やっぱりこれ報道によると、犯人は雇用の雇い止めから自暴自棄になったということでね、決してこれは他人事ではないと思うんですよね。社会全体の問題だというふうに思うんです。

 で、僕はホントにこの番組で一番言いたいのは、あの、寝転がってさ、すべて他人に依存して「助けてください、助けてください」という人たちを救う、そういうコンセプトでは、駄目だと思っているんです。(共:うんうん)

 やっぱり必死になって這い上がろう、起き上がろう、努力しようという人たちの手を引っ張り挙げてやる、例えば、法律制度、それから社会の仕組み、これを知ることでね、生きる勇気と展望がもらえた(共:はい)、これがやっぱり、僕は今、非常に求められていることだと思うので(共:うん)、この番組は、ホントにそういう人たちを応援するような、励ますような、『自己責任』と言う人たちも含めて理解していただけるような番組にしていきたいと思うんで、頑張っていただきたいと思います。

 紅星コメント:いつも清水さんは相談者のお便りに真摯に、熱く応えているのが伝わって来るのですが、今回はいつもより更に熱気と気迫がこもっていて、自己責任で切り捨てる風潮に怒っておられるんだなと伝わって来ました。

 清水さんもtwitterで、

>今週の「ラジオ派遣村」はいかがでしたか?自己責任論に対する僕なりの思いを語らせていただきました。

とツウィートされていますが、「『自己責任』と言う人たちも含めて理解していただけるような番組にしていきたい」との言葉に、「対立」ではなく「相互理解」をあくまで追求したいという人柄が感じとれました。
 
  
【バナナの叩き売りコーナー】

 共:今週は『関西合同法律事務所』さんです。えー、メールが来てるんですけど、

「私は関西合同で事務をしています。いつも番組を聴いていますが、どーしてウチのCMだけ短いのでしょう!?(村:あー確かに)他のCMは20秒なのに、関西合同は10秒で、あっという間に終わってしまいます。私たち派遣切り問題にも取り組んでいますから、ぜひ紹介してください」

と仰っています。

 村:なるほどなるほど。まー、略して『関合(かんごう)』とよく言うんですけどねー、ホント済みませんね、もう時間の関係でねぇ、短くて申し訳ありません(汗)。

 共:まー、あのー、これを今日はフォローするということでね、行きたいと思います。(村:よっしゃ!)

≪清水ただし・バナナの叩き売り、関西合同法律事務所の巻≫

いよーおっ! 『関合』因縁聞かしょうか~ねぇ 弱者の立場で半世紀 困った時の駆け込み寺さ 

事務所は大阪西天満 裁判所からほど近く 訴訟するにも便利です

セクハラ・パワハラ許しません 不当解雇に立ち向かう 労働事件はお手のもの

借地問題数知れず 多重債務は今すぐに 交通事故から離婚まで 任せて安心できますわ~ねぇ 

あらゆる分野の弁護士が 総勢十と四人いる 女弁護士三人も 女性の人権守ります

さぁさ頼もうさぁ頼もう 関西合同法律へ みんなの悩みをぶつけよう ワシのバナちゃんないけどな

検索は、『関西合同法律』で!!


※紅星コメント:いつも感じるんですが、清水さん、この叩き売りコーナー、ノリノリで楽しそう。やっぱり「水を得た魚」っていうのでしょうか!?




 ということで、今週も清水さん、笑いもあればお便り、相談には真摯に応え、何とかしてあげたい、こんな制度あるから活用して一緒に頑張ろうというメッセージがビシビシ伝わってきました。

 実は紅星、先日の旅の最後で清水さんと同行させていただく機会を頂いたのですが、「この人なら参院選も勝ち抜ける!」と確信できる方で、ますますFANになってしまいました。その大阪での話は現在書きかけ中、「請う、ご期待!」といった感じです。

 最後に、紅星のtwitter、只今フォローして頂ける方大募集中です。このブログをご覧になられている方で、twitterされている方、前半はほとんど旅行記になっちゃっていますが(苦笑)、よろしくお願いします。

 したっけ

 

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この記事に対するコメント

ハローワークで


求人検索してみるとわかりますが、
例えば「ニ●イ学館」なんかが、同じ就職場所(派遣場所)の求人をいくつも出してます。

検索の仕方でひっかかりやすいように、ということなんだと思いますが、
ただでさえ福祉職場はどこも人手不足なので、何箇所かで出すと、やたらと「ニ●イ学館」だらけ・・・という状態になります。

単純に平均して求人倍率といっても、実態になりませんね。

「最後のセーフティネット」を使う前に使うべきものをほったらかしにするから、最低生活でがまんしろ、ということになります。
(「国保・国年」なんか、そもそも、農家とか商店とか町工場とかの自営業者が対象で、
 オッチャンが引退したら、跡継ぎに任せて隠居する・・が前提。
 資産を持たない労働者を、社保にも厚生年金にも入れずに、「自己責任」で「国保・国年」にしてたら、
病気したり、退職後の生活が成り立たないのはあたりまえ。)

(そういうことを考えさせないよう、目先のことだけしか見ない国民を育ててきたのがナカソネ臨教審の路線です。)

【2010/04/27 20:06】URL | ×第二迷信 #EEOsZA66[ 編集]


 こんにちは。岩手の伊東です。
 TB送付ありがとうございました。
 PC環境上、ラジオでは聞けないもので…
 後ほど余裕できたらまたおじゃまします。

【2010/04/30 18:04】URL | 伊東勉 #cy1EP8xw[ 編集]

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NO.1581 「福祉の人材4万円アップ↑」 応援共同アピールーーー に賛同署名をお願いします。(転載歓迎)

 福祉の仕事というものは、苦労と共に、誇りとやりがいに満ちています。 しかし、財布は満ちてるどころかスッカラカンです。      ... 大脇道場【2010/04/27 12:21】

見とらんね~と思うはず・「古い政治 大本から変えよう」メールニュースより

見とらんはずよ、ここ4日ほど大忙し とりあえず、コピー 古い政治 大本から変えよう 政党状況は様変わり 志位委員長訴え ... ひとみちゃんにも ちょっと言わせて【2010/04/29 14:08】