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松岡農水相の自殺に思う

 今さらここで言うまでもないが、『ナントカ還元水』発言に代表される議員会館事務所の水道光熱費や『緑資源機構』の官製談合事件などで疑惑が取り沙汰されていた松岡利勝農水相が28日自殺、国内外に波紋を広げている。

 まずは謹んで松岡氏のご冥福をお祈りしたい。


 しかし、松岡氏、そして翌29日の森林開発公団(『緑資源機構』の前身)元理事の相次ぐ自殺により、一連の疑惑の究明が困難になってしまった事を考えるにつけ、死者に鞭打つ事にためらいを覚えつつも、やはり両名の自殺は身勝手な行為であると言わざるを得ない。

 そして松岡氏が自殺を図った事をニュース速報で聞いた時感じた第一印象、それは『ある意味彼らしい行動かもな・・・』であった。

 松岡氏は『しんぶん赤旗』や こちらのブログなど、あちこちで指摘されているように、強烈な『靖国狂徒』(『赤旗』などは靖国“派”などという表現を使っているが、ちょっとヌルイのではないか)であり、安倍改憲内閣の中でも有数の極右的人物であった。

 新聞やTVの報道ですでにご存知だろうが、松岡氏は国民と後援会にあてて、以下のような遺書を遺している。

◇国民の皆様 後援会の皆様
 私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。
 自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。
 なにとぞお許し下さいませ。
 残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。
 安倍総理 日本国万歳
 平成19年5月28日 松岡利勝

『Yahoo!ニュース』より引用》

 まるっきり戦前の『天皇陛下万歳』みたいではないか!?

 新聞やTVでは『何も死ななくても』などといった声が目に付くが、靖国狂徒の彼からすれば、『公』(ここでは安倍総理や自民党)の為に『私』を滅す(自殺する)のは、彼の美意識からしても当然の行為だったのかも知れない。

 紅星がほぼ毎日のぞかせて頂いている土佐高知さんのブログには、戦前・戦中の日本軍兵士の精神を縛り死に赴かせた『戦陣訓』なるものが度々紹介されているが、その中に以下のような文章がある。

第7 生死観
 死生を貫くものは崇高なる献身奉公の精神なり。
 生死を超越し一意任務の完遂に邁進すべし。身心一切の力を尽くし、従容として悠久の大義に生くることを悦びとすべし。
 
 第8 名を惜しむ
 恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々奮励して其の期待に答ふべし。生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ

《以上、土佐高知の雑記帳『「戦陣訓」と小泉純一郎』より引用》

 有名な『生きて虜囚の辱を受けず』とはここから来ているらしいのだが、松岡氏も『生きて機密を漏らすよりは潔く自決せん』と考えたのかも知れない。(もっとも、談合や疑惑に関わった時点で既に『恥を知る』とは言えないし、このような死に方をした事で『死して罪禍の汚名を残し』てしまったのではと思えるのだが・・・。)

 紅星などは『恥辱にまみれても、泥をすすってでも生き延びる事が第一義』という考え方の持ち主なので、氏の価値観は全く理解できないのだが、『戦陣訓』に代表される『靖国教』のドグマを信奉する余り遂には自縄自縛に陥り、このような最期を迎えた氏の事を思うと、何やら哀れにさえ思えてくる。


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