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暗夜の一燈 『河北新報』社説

 今日も、高知新聞の一面トップには『高濃度放射能漏れ 福島第一原発2号機格納器破損 4号機でも爆発音』の一号活字が・・・。毎日、新聞の一面を見ては暗澹たる心持ちとなっている昨今である。

 さらに新聞を読み進めていくと「死者・行方不明者1万人超」「放射能 関東に拡散」、さらには昨晩10時31分頃、今度は静岡県東部で震度6強の地震が発生し、家屋倒壊や火災も発生したという!

 読んでいて眉間の皺が深くなっていくような出来事が次々と報道されていくなかでも、一万人が安否不明とされていた宮城県南三陸町で2千人の無事が確認された話や、釜石市の職員の女性が闇の中周囲の人たちに助けられながら病院に向かい、無事女の子を出産した話、岩手大槌町の70代女性が92時間ぶりに救出された話、さらに妻が行方不明であるなか懸命に陣頭指揮を取る戸羽・陸前高田市長の話、人気アイドルグループAKB48が5億円を寄付した話など、思わず目頭が熱くなった記事も並んだ。

 その中でも特に印象的だったのが高知新聞抄『小社会』の一文。


抜粋すると、

▼東日本大震災で被害を受けた宮城県に本社のある河北新報。発生から2日後、13日付社説の書き出しはシンプルだ。「生きてほしい」。こう続ける。「この紙面を手にしている人も、寒風の中、首を長くして救助を待つ人も絶対にあきらめないで。あなたは掛け替えのない存在なのだから」▼論説調の硬い筆致は控え、優しく語り掛けている。全体の安否不明者は多数に上る。時間の経過とともに状況は厳しさを増すが、宮城県南三陸町では2千人の無事が確認された▼河北新報の社説はなおも生にこだわる。「落ち着いて、希望を失わずに。生き抜いてほしい」

 この河北新報の社説を全文読みたいとの渇望を必死に抑えつつ今日の作業を進め、早速帰宅するなりPCを開いて河北新報のサイトにアクセス・・・

素晴らしい社説だ。読み進めるうちに涙が頬を伝った。皆さんにも是非とも読んで欲しいと思い、ここに引用させてもらった。


巨大地震被害/「共助」の精神で生き抜こう

 生きてほしい。

 この紙面を避難所で手にしている人も、寒風の中、首を長くして救助を待つ人も絶対にあきらめないで。あなたは掛け替えのない存在なのだから。

 巨大地震発生から2日が経過しようとしている。太平洋沿岸から街が消えた。木造の家屋は土台しか残されていない。

 余震が続き、津波も繰り返し押し寄せる。「この世の地獄」としか言いようがない、むごたらしい光景に言葉を失う。

 この瞬間も、がれきの下で、ビルの屋上で、孤立した集落で、多くの人が救出を待っている。何とかしたいと気ばかり焦るが、未曽有の天災を前にして、われわれはあまりに無力だ。

 恐怖と不安に足がすくむ。それを和らげてくれるのは、食料などの救援物資だけではあるまい。寄り添う他者が居れば、折れそうな心が生き返る。勇気も湧いてくる。

 「石油ストーブに当たってください」「よかったら、カップ麺をどうぞ」。きのう自宅近くの神社境内に一時避難していたら、見知らぬ人が声を掛けてくれた。

 普段は儀礼的なあいさつしか交わさないマンションの住民が「大丈夫ですか」といたわり合う。近所の菓子問屋の主人は、手持ち品を放出してくれた。コンビニ前には順番待ちの長い行列ができたが、取り乱す人などいなかった。

 各人が自分の持ち場を守り、譲り合うべきところは譲る。そう、私たち東北に住む者には、長い歴史の中で培ってきた「共助」の精神が脈うっている。苦難に直面している今こそ、「お互いさま」だ。

 それにしても、悲鳴にも似た大地の震動は何だろう。三陸沖を震源とする国内観測史上最大のマグニチュード(M)8.8の巨大地震が列島を襲った。大津波、建物の倒壊、土砂崩れ、火災。東京電力福島第1原発では「炉心溶融」とみられる深刻な事故が起きた。

 死者・行方不明者の数が時間がたつにつれて増えていく。太平洋沿岸部では、壊滅状態となっている市町村も少なくない。

 救援に当たる警察、消防の担当者も被災者だ。被害の全容が分かるのは、しばらく後になるだろう。
 東北各地で交通網は寸断され、電気やガス、水道などのライフラインもダウン。完全復旧までには時間がかかる。学校などの避難所はどこも満杯だ。

 警察庁は東北自動車道や常磐自動車道などの一部区間を緊急交通路に指定した。自衛隊の災害派遣部隊の車両が、被災地で往来し始めた。米国や韓国など海外からの救援隊も間もなく到着するだろう。

 心身の疲労はピークに達していようが、もう少しの辛抱。家族、ご近所で励まし合って乗り切る以外、今は道はないのだ。

 「共助」の精神は本紙も共有している。ページ数は減っても、新聞を読者の元に届けることに全力を挙げる。正確な情報は危機を乗り越える最大の武器だからだ。落ち着いて、希望を失わずに。生き抜いてほしい。


2011年03月13日日曜日



 それにしても、労わりの心に満ちた本社説に比べ、某都知事の発言たるや何と低俗下劣であることか。かの御仁は謝罪したそうだが、本心からとは到底思えない。

 河北新報の社説が説くように、被災者の方々は肉親・知人を失った悲しみに耐えながら、必死に生きようとしている。日赤、各マスコミ、政党なども義援金の受付を開始した。また、被災地の「毛布を」「ガソリンを」の声に応えるべくボランティアも現地入りを始めている。

 そのような現状において、遠く被災地から離れた自分は何を為さんや?

 さしあたっては、昨日も書いたが、食費・生活費などを極力切り詰めて義援金を捻出し、些少なりとも被災者の方々のお役に立てれば・・・と考えている。

 数年以内に南海大地震が発生するであろう高知に暮らす紅星にとって、被災者の方々の窮状は明日の我が身なのだから。
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今こそ【脱原発の具体的な代替案】を


はじめまして。以前に、トラックバックを、私の拙ブログに送って貰った縁で、ここに辿り付きました。

零細政党・日本共産党で更に一介の平党員やってる工作機械メーカー労働者の伊賀篤(43歳)と申します。

今回の原発事故に対して、脱原発は既定の世論になりつつある中で、代替案の出せない政党は潰れると、党中央に意見書メールを出しても、梨の礫なので、勝手に放言しまくってる自分のブログ(閑古鳥付き)で、記事をUPしました。

http://blue.ap.teacup.com/nozomi/115.html

どうぞ宜しく。

【2011/03/24 13:43】URL | 勉強不足のJCP党員(伊賀篤) #Xk9Ues7M[ 編集]

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