泊、志賀両原発のプルサーマル計画、とりあえず『凍結』

北海道電力の泊原発に続き、北陸電力の志賀原発でもプルサーマル計画が当面『凍結』されると報道されている。

福島第一原発の3号炉がプルサーマル発電炉であり、東日本大震災に伴う施設の破損および放射性物質の大規模な放散が今も続いている事から、本当は推進したいが世論を鑑み、とりあえず『凍結』という感がある。

しかし、北海道電力、北陸電力ともに『凍結』会見の席上から「いずれ計画を実施する」と明言しており、プルサーマル阻止の世論を速やかに形成し、両電力への包囲を強めねばならないと感じる。

泊原発遠景 2011.7.26 紅星撮影
【泊原発遠景 2011.7.26 紅星撮影】




47ニュースより引用

北電、プルサーマル計画を凍結 社長ら減給処分


 やらせ問題を受け、記者会見で頭を下げる北海道電力の佐藤佳孝社長=17日午後、札幌市中央区の本店

 北海道電力泊原発3号機(泊村)のプルサーマル計画をめぐる「やらせ」問題を受け、佐藤佳孝社長は17日、札幌市内の本店で記者会見し、計画について「一度立ち止まって整理したい」と述べ、当面凍結する考えを表明した。

 併せて近藤龍夫会長と佐藤社長、副社長2人を減給30%(3カ月間)、常務2人を減給20%(同)とする処分を発表した。

 同社が設置した第三者委員会の報告書については「全面的に受け入れる」とした上で、経済産業省にも同じ報告書を提出したという。

2011/10/17 17:48 【共同通信】





北國新聞より引用

北電、プルサーマル凍結 志賀原発1号機

 北陸電力が志賀原発1号機で導入を目指す使用済み核燃料の再利用(プルサーマル)計画が、事実上凍結される見通しとなった。永原功会長は18日、北國新聞社の取材に対し 「(計画推進は)当面無理だ」との考えを示した。ウラン資源の有効利用を目指し、国策 として推進されているプルサーマル計画だが、福島第1原発事故を受け、志賀原発での実 現のめどが全く立たない状況に陥った。
 北電は昨年6月にプルサーマル計画の導入を石川県、志賀町に申し入れ、震災発生まで 地元での理解活動を進めていた。永原会長は18日、志賀原発での計画推進について「震 災があったし、九州や北海道でやらせ問題もあったので、当面は無理だ」と述べた。

 同会長は「国策なので時期を見て慌てず着実にやっていきたい」と、計画を断念するわ けではないと強調。一方で「何年までに(実現する)と期限を切るのは難しい」とも述べ 、2015年度としている導入目標がずれ込む可能性を示唆した。

 プルサーマルの受け入れ自治体は、来年3月までに同意すれば国の「核燃料サイクル交 付金」として20億円受け取れ、その後1年ごとに交付額は5億円ずつ減っていくことに なっている。

 志賀原発でのプルサーマル計画は、北電が申請内容の修正を申し出たため、原子力安全 ・保安院が今月7日、2次審査から1次審査に戻した。保安院は北國新聞社の取材に対し 「今は協議できる状況にない。一切のめどは立っていない」(原子力発電安全審査課)と 、審査の長期化は避けられないとの見解を示した。

 プルサーマル計画をめぐっては、北海道電力の佐藤佳孝社長が17日、「やらせ」問題 を受けて泊原発3号機での計画を当面凍結する考えを表明。電気事業連合会は2015年 度までに全国16~18基の原発で導入を目指しているが、福島第1原発事故により、大 幅修正を迫られる。

●プルサーマル 使用済みの核燃料からプルトニウムを取り出し、ウランと混ぜて燃料( MOX燃料)として原発で利用すること。2009年12月、国内で初めて九州電力玄海 原発がプルサーマル発電で営業運転を始めた。志賀原発での導入がずれ込めば、国が立地 自治体に支払う「核燃料サイクル交付金」の交付が遅れる。



さて、紅星はTwitterで北海道新聞webのツイートを度々チェックしているが、北海道電力のやらせ、捏造、高橋道知事への献金など、およそ醜聞のない日は無いと思えるくらい次々と明るみになってきている。

あまりの事に、北海道新聞10/15の一面コラム『卓上四季』はこう嘆いているが、全く我が意を得たりの感ありである。


【以下引用】

卓上四季

偽装民主主義

▼競馬場を稼ぎ場にする「拾い屋」の哲さんは、レース終了後、風に舞う馬券を拾い集め、間違って捨てられた当たり馬券を払い戻して金に換える

▼当たり馬券を捨てる人は、そうはいない。だから場内に手下を配置して、結果が《1》-《3》か《1》-《4》か紛らわしい時、即座にハズレの「《1》-《4》だ!《1》-《4》だ!」と叫ばせて、おっちょこちょいなファンが《1》-《3》の当たり馬券を放り出したところを拾う。寺山修司の「スポーツ版裏町人生」(角川文庫)に教わった

▼シンポジウム会場に社員や協力者を動員して「安全だ!安全だ!」と発言させれば、道民が信じると思っていたのだろう。随分となめられたものだ。北電の第三者委員会は泊原発3号機のプルサーマル計画に関するシンポで、北電による組織ぐるみの「やらせ」を認定した

▼あろうことか、道民からの意見募集の際に、道が北電に「反対派の主張を打ち消す意見もほしい」と「やらせ」を促す発言をしていた記録も見つかった。すでに経産省の関与も判明している

▼きのうの本紙で北海学園大の本田宏教授が、広く意見を聞くシンポの趣旨をゆがめる行為を「偽装民主主義」と呼んでいた。「やらせ」の本質を鋭く突いている

▼原発事故は極めて広範囲にわたり生命、財産、未来を脅かす。民意をもてあそぶ者に危険な代物を扱わせるほど、おっちょこちょいではいられない。

2011・10・15



高橋はるみ北海道知事は北電役員からの献金を今後は辞退すると述べたらしいが、

☆ @NIZIMASU1 鮨  高橋知事、北電役員の献金辞退へ やらせ認定でけじめ(北海道新聞) hokkaido-np.co.jp/news/politics/…  ※道民は知事のリコールを願っていると思います。

☆ @speak_low_n スピーク・ロウ 高橋知事、北電役員からの献金辞退へ(北海道新聞) hokkaido-np.co.jp/news/politics/… 今後は辞退するが返金はしないらしい、まったく厚顔無恥な知事だ。

のツイートの通り、辞職すべきであると紅星は考える。

スポンサーサイト

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://tosanishikigyorin.blog47.fc2.com/tb.php/586-5fa8d819
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)