秋水さんの文章が面白い Σd(ゝ∀・) !!

 最近、紅星は幸徳秋水さんの文章にハマッています。

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 もう1ヶ月以上も前になりますが、1月24日に『秋水墓前祭』があり、例年のごとく紅星も参加させてもらいました(今年の参加は70名超でした)。この墓前祭の様子は、この方や、この方もブログに書いておられますので、ぜひご覧下さい。

 例年の通りこの日は寒く、加えて山かげで吐く息も白いなか、『今度機会あったら秋水さんの文章をもっと読んでみたいなぁ・・・』などとボンヤリ考えながらの参加でした。

 秋水さんの文章で紅星が持っている本は岩波文庫の「平民新聞論説集」のみですが、読み返すたびに、収録されている「和戦を決する者」「嗚呼増税!」「危険なる法律」など、いずれもが戦争の本質を端的にとらえ、明らかにし、かつ秋水さん独特の、漢文調の中にも時にはウィットに富み、読んでいて何かクラシック音楽を聴いているかのような心地よさみたいなものを感じるのです。

 そうは思ってもどこに行けば他の著述が読めるものか思いつかずそのままになっていましたが、先日、ふと市内のS画廊さんのところに秋水さんの絶筆(上の記念碑の文面)のレプリカがある事を思い出し、手に入れようとS画廊さんを訪ねたところ、お店のお婆さんが応対してくれて、しばらく秋水さんの話になりました。

 お婆さんは直接秋水さんとの面識は無い訳ですが、中村高等女学校(現在の中村高校)に通学していた時、近所のお婆さんに「ここの前を通る時は、鼻をつまんで、つばを吐いてから、さっさと去なないけんで」と言われたとの事で、その時は「何かここの墓地には悪い病気をした人でも埋められているんだろうか」と思ったそうです。また、大逆事件の24名の一人とされ、大逆事件が冤罪である事と名誉回復のために闘われていた坂本清馬さんが20年ほど前までご存命で、親しく付き合わせてもらっていたとの事でした。

 お婆さんは最後に「秋水さんは生まれるのが100年早すぎた。今の世に生まれていれば存分に活躍出来たろうに」と言っていましたが、ふと、秋水さんの生まれた年って・・・と考えると、1871年、その100年後は1971年・・・、あ、自分の生まれ年だ!と気づき、奇妙な因縁を感じた事でした。

 そして図書館になら何か資料があるかも・・・と考え、週末に行ってみると、何と図書館の3Fに「秋水資料室」があったのです。そこは秋水さんの著作や原稿、遺品などの他にも、幡多地域に縁のある著作家の資料が所狭しと置かれ、さながら「幡多文学館」の様相。紅星のような者にはまさに桃源郷のような場所です。

 ・・・しかし、あまりにも一般市民には知られていない様子で、「実に勿体ない!」と思うのですよ。そのコーナーの充実度と認知度の著しいギャップがなおさら紅星の反抗心を刺激して、「ここはいっちょ、この紅星が秋水さんの文章を皆に紹介しちゃる!!」などと偉そうな事を考えて週末には足繁く資料室通いを続けて、“また来たか”と、図書館の司書のおんちゃんに煙たがられているところです。

 と、こう書くと、「そんなのコピーとったらそんなに通わんでもえいに」と言われそうですが、最初の時に、欲しい箇所を書き出してそのリストにもとづいてコピーさせてもらおうとしたところ、即座に却下!何でも著作権に引っかかるとの事。その司書のおんちゃんの、あまりに役人然とした態度にちょっとカチンと来て、「そんじゃあ、写経みたいに書き写したりパソコンで打ち込むのなら構わんですかね!?」と聞くとそれならいいとの返事だったので、資料室に行ってはノートパソコンで打ち込みをしている訳なのです。

 なにぶん原文は明治のかなづかいのまんまで旧字体の漢字もあるし、何より幼少から漢文をたしなんだと言われる『幡多の神童』の文章を、漢文がからきし駄目だった紅星が訳そうというのだからこんな無謀な話もないのですが、漢和辞典片手に訳文にかかっているうちに、何となく紅星まで文章スキルが向上したような錯覚(?)におちいっている今日この頃です。

 今の時点では『週刊平民新聞論説』の『宣言』と『発刊の序』がやっとこ訳し終えたところで、さっそく明日にでもアップしたいと考えています。が、何せ文才のない紅星の訳ですので、秋水さんの格調高い名文の魅力が皆さんにうまく伝わるか、ちょっと心配でもあります。

 願わくば、「紅星のような下手っぴいに、秋水先生の名文の訳を勝手にさせちょいてたまるか!」という方の、ご助言、ご指導を受けつつ進めていけたらなぁ・・・そして、この紅星の下手な訳文でも読んでくれる人がいて、秋水さんやその著作に興味を持ってくれる人が一人でも増えてくれたら嬉しいなぁ・・・と思っておりますので、よろしくお願いいたします。

【2008年3月3日 『平和の日』に】
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