ブログを始めて2年が過ぎましたが、最近、以前にも増して
『言葉』って大事だなァ・・・
と感じています。
そのように日々感じるなか、リンクを貼らせて頂いており、ちょくちょく覗かせて頂いているkojitakenさんのブログ
『きまぐれな日々』
に
極端な主張や「トンデモ」ばかりが目立つ「政治ブログ」の世界
という記事が出され、全くその通りと感じた事でした。
ブログをやっていると、ともすれば
扇情的な言葉
や
人目を引く過激な言い回し
を使ってしまいそうになります。
実際、政治ブログの世界では、右派・左派に共通して、過激な言葉や挑発的な言葉が氾濫している感があります。
(また、ブログ以外でも、某宗教団体のように、かつて自分達と同じ団体に属していた人物が離れたのに対して、『畜生』とか『怪物』、『悪党』などのように罵詈雑言の集中砲火を浴びせる事で組織の結束を図ろうとする集団も存在します。)
そのような文章に接すると、何とも言い知れぬ嫌悪感と、
『何でこの連中は、こんな品性を欠く文言を嬉々として使えるのだろうか?』
と、その人物の精神構造を疑ってしまいたくます。
もっとも、そういう紅星自身も、毎回言葉が暴走しないように努めて言葉を選んで記事を書いているつもりなのですが、少しでも気を抜いてしまうと、そういった挑発的な、品性を欠く表現をしてしまう事があり、後で後悔する事がしばしばあったりしますが。
何でこうなるのか。アクセス数を伸ばしたい誘惑に駆られて・・・という場合もありますが、それはむしろ例外的。大抵はやはり政治がらみの記事を書いている場合に陥りやすいと自覚しています。
突き詰めて考えれば簡単な事かも知れません。人が政治について意見を表明する時は、ほとんどが
怒り
や
悲しみ
に衝き動かされてです。
当然、精神状態は平静ではなく、程度の大小はあれ興奮状態にあります。
そのような状態で発せられたり書かれたりする第一声は・・・抑えられない感情の吐露で、極めて扇情的・情緒的な内容となってもおかしくありません。
以前、どこかで聞いた話で印象に残っているのですが(ニュースソースは今ではハッキリしませんが)、ヒトという生き物は、他人の言動よりも、実は自分の発する言葉でエキサイトする事の方が遥かに多いそうです。
ですから、扇情的な第一声が更に自らを興奮させ、どんどん過激な言葉・扇情的な言葉の悪循環が生じて、ついには他人と闘争状態に入ってしまうという事でした。
そしてそのようなエキサイトした状態では他人の意見に耳を傾けようという余裕は生まれませんし、相手が自分と違う価値観の持ち主の場合、相手をやり込めてやろうとする-紅星が大学の『M青』時代に嫌だった“論破”(今のM青では行われていない事を願いますが)や、某宗教団体で得意げに使われる“折伏”-のような行動・・・つまるところ
価値観の押しつけ
に、よほど心していないと走ってしまいがちになります。
政治・宗教・スポーツの3Sは、初対面の人と絶対に話題にしてはいけないとよく言われますが、やはり『価値観の押しつけ』に対する拒否反応の強さを考えると当然の事だと思います。
そう考えると、うちら日本共産党がなかなか支持を得られないのも、何となく分かるような気がしてきます。
ただ、ガチで対話するのと、このようなブログで意見をたたかわせる場合では、大きく違う点があると紅星は考えています。
それは、ブログでは文章を推敲することができ、ガチの闘論よりも理性的で建設的な討論ができる事です。
紅星がブログの記事を書く時には、まず自分の思いのまま書き連ねます。当然、そこには怒りに任せた過激な文言、罵詈雑言的な単語も多く見られます。
普通ならそこでそのまま記事としてアップするのでしょうが、紅星は一つの記事をアップするまでに最低でも一晩寝かせるようにしています。
そうしてエキサイトしている自分をクールダウンして、平常心に戻ってからもう一度記事を練り直すのです。大抵、感情に任せた自分の文章を読むと『こりゃ出さんで良かったわ^^;』とあまりの内容に苦笑してしまいます。
特に悪罵的な文言は、余程の例外でもない限り削除し、または他の文言で言い換えるように極力気をつけているつもりです。紅星は特に『言霊』信奉者という訳ではないですが、罵詈雑言を使い続ける事で、逆に言葉に精神が侵蝕され、歪んでくるような気がするからです。
そのようにして、自分と違った価値観の人にもまず読んでもらえるような記事にして、紅星の考えに対して、違った観点からの意見を(但し、あくまで建設的・理性的な意見を)聞かせて頂きたいと思っています。
紅星がブログを続ける一番の理由は、そこにある訳なのですから。
過激な言動、挑発的な言動が躍るブログ・・・
『烈火の如きブログ』
よりも、表題のように、なかなか困難ではありますが、
『流水の如きブログ』
を目指して、これからも続けていきたいと思う今日この頃です。
何か今回も独り善がりな文章になってしまったかなァ・・・と反省しながら、今宵はこれまでにしたいと思います。
拙い文章を読んでいただき、有難うございました☆
この記事に対するコメント
いつもトラバありがとうございます♪
私も、アップしてから何度も書き直しますね。
難しいですね・・。自分が押しつける気がなくても、「押し付けられてる」と感じられたらダメなわけですから。
スポーツがダメなのは、巨人か阪神かみたいなとこでダメなんでしょうか?別にいいような・・?
同感です。
掲示板なりネット上の論争や、やり取りで「 論破」と言う言葉を軽々しく使う人々が多いいことに辟易としております。「論破」するとはそんな簡単にできることなのでしょうか。
私はこの言葉の使われ方の裏に自己中心的な考えと相手への侮蔑の意志が見え隠れしてなりません。
そもそも人の考え方を変えることは一大事業であり、昨今使われているような勘違い「論破」が本当の意味の「論破」であればとっくに世の中が変わっています。
論争や議論はお互いを認めて、お互いの存在を認めて初めて成立すると思います!
記事を読んで
なるほどなあと思います。私も出来るだけ理論的・客観的な文章をと心がけてはいますが、なかなかいつもは難しいものです。ブログ管理人なんて所詮、自分の能力の範囲内でしか記事が書けませんからね。私も含めて(^-^;)。
~たしかな野党 支え続けて 上げ潮めざす!~
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考えさせられます。
自らの方がエキサイト、確かだと思います。
たった一言いっただけで興奮してしまった親戚がいます。
たぶん、アタマの中は混乱した状態だったと今では想像できます。
売り言葉に買い言葉ではなくて楽しくかつ様々な意見が出せるようになりたいです。
どうもまだそこまでいくのに自分は力不足です。
論破しそうになります。
だから、せめて人の話はちゃんと聞こうでいこうと思います。